自分に正直であることが

誠実とか Fairness 気高いはずの魂も
“嘘つくくらいなら ひとりぼっちでいい”君が泣く

出典: 孤独の天才孤独の天才 (So What) [feat. TERRACE MARTIN]/作詞:売野雅勇,さかいゆう 作曲:さかいゆう,マイルス・デイヴィス,ジョン・コールトレーン

「誠実」は真面目や正直な人柄を意味します。そして「Fairness」は公平と訳せますね。

誰にでも真面目で、差別をしない同じ態度で接するのは理想のタイプ

人間関係で求められることも多いのですが、現実は簡単ではありません。

真面目で差別も区別もしないことが表向きの「気高さ」だけだったら、そこに心は無いのでしょう。

差別はしていないと口では言っていたけれど実際には違っていた辛い経験。

数え切れないくらい辛い思いを繰り返したことが伝わってきます。

嘘をつく相手をリスペクトはしているけれど、仲間とは呼べないのでしょう。

何度も傷つくのなら独りを選びます。独りを選んだ「君」がここでは漢字になっていますね。

この「君」はマイルス・デイヴィスを指しているのでしょう。

才能がありながら肌の色が違うだけで差別を受けてしまう時代が長く続きました。

独りで泣いていた君。それを乗り越えられたのは独りで闘う信念を持っていたからなのでしょう。

自分がそれを正しいと思うなら

さかいゆう【孤独の天才 (So What) [feat. TERRACE MARTIN]】歌詞を解釈の画像

Oh Lonliness is not always bad
Oh Lonliness is not always bad

出典: 孤独の天才孤独の天才 (So What) [feat. TERRACE MARTIN]/作詞:売野雅勇,さかいゆう 作曲:さかいゆう,マイルス・デイヴィス,ジョン・コールトレーン

独りでいることは悪いことではないのです…こう繰り返します。

日々の生活の中にも独りの時間を作る必要があるのです。

独りでいることを後ろ向きな気持ちととらえて欲しくない。

一歩外に出れば大勢の人と接しなければいけない毎日。

常に手にしている機器は必ず誰かとつながっています。

それが当たり前になってしまったからこそ、独り考える時間が必要ではないでしょうか。

音楽を作るという作業は独りでしなければいけない場面が多々あるのでしょう。

独りの時間が無ければ納得のいく楽曲は完成しない。

さかいゆうさんはこれを身をもって体験しているのでしょうね。

自分が信じるままに

さかいゆう【孤独の天才 (So What) [feat. TERRACE MARTIN]】歌詞を解釈の画像

尊敬するミュージシャンは独りで闘うことを恐れませんでした。

自分も独りでここまで続けたことに誇りを感じているようです。

だから今は自信をもって伝えます

独りになれば…違う世界が

群れなくていいんだ人と もう無理しないで

出典: 孤独の天才孤独の天才 (So What) [feat. TERRACE MARTIN]/作詞:売野雅勇,さかいゆう 作曲:さかいゆう,マイルス・デイヴィス,ジョン・コールトレーン

一緒にいる相手を「人」と言い切るところに厳しさを感じますか

友達も仲間も他人も「人」と言ってしまっても関係が切れることにはならないでしょう。

だからいつも誰かといることに疲れたら我慢はしなくていいと言ってくれます。

独りでいる時間を認め合えるのが本当の仲間かもしれません。

もしかしたら相手も独りになりたい時がある?と思うことも悪くはないはず。

独りの時間があるから友達や仲間といることが、貴重な時間になるのでしょう。

自分だけを信じれば

さかいゆう【孤独の天才 (So What) [feat. TERRACE MARTIN]】歌詞を解釈の画像

孤独から逃げるやつを Never believe

出典: 孤独の天才孤独の天才 (So What) [feat. TERRACE MARTIN]/作詞:売野雅勇,さかいゆう 作曲:さかいゆう,マイルス・デイヴィス,ジョン・コールトレーン

さかいゆうさんからの厳しめの歌詞が続きます。

独りになりたがらない人を信じるな!と命令形です。

これはそれほど彼にとって独りの時間が大切であることを表しているのでしょうか。

あわせてここまで強く言わないと「独り」は決して悪くないことが伝わらないのでしょう。

独りでいる時間は寂しさだけで出来ているのではありません。

そこにあるものは…歌は最後に近づきます。

自分と自分が格闘することで

負けないで…自分に

さかいゆう【孤独の天才 (So What) [feat. TERRACE MARTIN]】歌詞を解釈の画像