『Love Letter』とは？
2013年3月13日に発売されたE-girlsの5thシングル『CANDY SMILE』のカップリング曲として『Love Letter』は収録されております。
この『CANDY SMILE』のタイアップには”e-maのど飴”のCM曲に使用された為、e-girlsという小文字表記でリリースされました。
また、2013年4月17日発売の1stアルバム『Lesson1』にも収録されております。
作詞作曲には実績のあるヒットメーカーが担当
作詞作曲には、静岡県浜松市を拠点として活躍する3人組ソングライターグループである「Jam9」が担当されております。
今までにもE-girlsの代表曲である『Follow me』や『ヒマワリ』などのE-girlsの多くの楽曲制作にも参加されております。
歌唱メンバーにはE-girlsを代表するボーカルメンバーが勢ぞろい！
そして、この曲を歌唱メンバーは、”Dream"のShizukaさん、Ayaさん。
"Happiness”の川本璃さんに、”Flower”の武藤千春さんが担当されております。
ちなみにShizukaさんとAyaさんは2017年に”Dream”の活動終了により、E-girlsの活動も終了されてます。
川本璃さんも現在はE-girlsの活動を終了されております。
また武藤千春さんも2014年にE-girlsを脱退されています。
今ではもう見る事も聞く事もできない貴重な共演楽曲となっています。
『Love Letter』の世界観
「物思ふに 立ち舞ふべくも あらぬ身の 袖うちふりし 心知りきや」
これは源氏物語の作中に出てくる”恋文”なのですが、源氏物語の主人公である光源氏が藤壺の宮に送ったものです。
「あなたを想い、舞うこともやっとという私の心をご存知でしょうか。あなたが好きだという心を知らないわけではないでしょう」
という意味だそうです。
こういう手紙で人は人の心を動かして来たのです。言葉では言えない気持ちも。
現在ではメールやLINEという物がありますけど、手紙は電子的な物ではない実筆で書くものですよね。
だから人の心をもっと動かせるモノであると思うので、『Love Letter』にしたためたのでしょうね。
また、この光源氏の“恋文”はこうもとれます。
「私は素直になれなくて不器用だから、手紙で想いを伝えているの。知っているでしょう、私がアナタを好きだという事。」
まさにこの曲の世界観を表しているようにも思えます。
『Love Letter』で伝えたい事
人は初めは、マイナスを覆い隠してプラスだけを言います。
その内マイナスもさらけ出すようになると、最後はマイナスしか言えなくなります。そうお互いに。
でもそれは2人が離れたのではなくて近づいているんです。マイナスとマイナスはプラスになるのだから。
そうなるのは算数的なことではない。2人の時間が絆を作っていったんです。
出会った時にも思った事を言えなかった。そして今も言えない。
出会った時は嫌われたくなくて本音を見え隠れさせていた。
それは緊張で何を話していいか分からないのもあるけど、アナタの事が分からないから、傷つけないように言葉を選んでいたのです。
それは“好き”という言葉さえもです。
友達以上恋人未満だから2人は関わっていられる。でも恋になったら、相手が恋じゃなかったら2人の関係は終わってしまう。
だから“好き”とたった2文字の言葉が言えなかったのです。
今は好きなんて言ったら、アナタがテレて何言ってるんだと言って、私が、恥ずいのに言ったのにと怒ってケンカになるかもしれない。
そうお互い素直になれないんです。
口で言えないのなら手紙で言おう。でも手紙程、人に心を見せる最高の方法もないのです。
この曲は名前の通り『Love Letter』で、手紙の文面であり、情景的な心情となっています。
『Love Letter』の歌詞の意味は？
イントロのセリフは
I’m thinking about you.
Anytime,anywhere
This is love letter for you.
出典: Love Letter/作詞:Jam9 作曲:Jam9・ArmySlick
多分、言葉に出して伝えてはいない気持ちで、心で思った部分ではないかと思います。
どんな時でもどこにいたって、あなた
の事を考えている。そんな事を思いながら書いたラブレターなんです。
