国民的ロックバンド サザンオールスターズとは
1978年のデビュー以来、常に日本の音楽シーンでトップを走り続けるサザンオールスターズ。国民的バンドと言っても過言ではありません。
メンバーはリーダーでボーカルの桑田佳祐、ベース、コーラスの関口和之、ドラムス、コーラスの松田弘、パーカッション、コーラスの野沢秀行、そしてキーボード、コーラス、ボーカル、桑田佳祐の妻・原由子の5人から成るロックバンドです。 デビュー曲『勝手にシンドバッド』は大ヒットしたものの、桑田佳祐の独特の歌い方、歌詞の内容からコミックバンド扱いされていました。今では考えられない話ですね。 1979年リリース『いとしのエリー』は伝説のドラマ「ふぞろいの林檎たち」シリーズの主題歌に起用されました。以降、次々とヒット曲を生み出し国民的バンドとして人気を博し、現在に至ります。
サザンオールスターズ歴代ヒット曲ランキング
オリコン発表によるサザンオールスターズ歴代シングル売上ランキングは以下の通りです。
サザン初のミリオンヒット『涙のキッス』
今回フューチャーする『涙のキッス』はサザンにとって31枚目のシングルで1992年にリリースされました。四半世紀以上も前の曲とは思えない、いつ聞いても新鮮さが甦る楽曲です。
ちなみにクレジットに関口和之の名前が入っていますが、当時病気療養中だったため、代わりのサポートメンバーとして美久月千晴が参加しています。
1992年の発売当初は8cmCDとカセットテープで、1998年に8cmCDを再リリース。2005年に12cmCDとして再販されました。 この曲は伝説のドラマ「ずっとあなたが好きだった」(TBS)の主題歌に起用されました。佐野史郎演じた「冬彦さん」と野際陽子演じた母・悦子の異様な親子関係は当時としてはセンセーショナル。マザコン的な男性のことを「冬彦さん」と呼ぶようになりました。
「涙のキッス」気になる歌詞を紐解く
『涙のキッス』 作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:小林武史&サザンオールスターズ
【受賞歴】 第7回 日本ゴールドディスク大賞「ベスト5・シングル賞」 第34回 日本レコード大賞「ゴールド・ディスク賞(ポップス・ロック部門)
『涙のキッス』はズバリ失恋の歌です。 夏の終わりと同時に、愛しい人も去って行った…そんな悲しみ、心の喪失感を桑田佳祐が歌い上げました。 残念ながら25年も前の曲なので2017年現在『涙のキッス』MV(Official)がありません。インターネットもなかった時代、当然YouTubeもなかったので仕方ありませんね。
恋の終わりは後悔で胸がいっぱい…
真面(まじ)でおこった時ほど素顔が愛しくて
互いにもっと解り合えてたつもり
行かないで胸が痛むから
他の誰かと出会うために
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=37056
別れた彼女を懐かしむ心情が描かれています。互いのことを解り合ってるつもりだったのに、実はそうではなかったという後悔の念が感じ取れます。
別れた恋人との想い出は胸が締め付けられるよう…
いつも笑った想い出だらけの二人にも
夜風がそっと恋の終わりを告げる
悲しみの時間(とき)は過ぎるけど
きっと明日の夢は見ない
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=37056
恋の想い出って甦るたびに心が痛みます。楽しかったこと、おかしかったこと、いっぱい2人で笑った想い出がみんな心の中で甦るたびに、なぜか胸が締め付けられるような痛みを感じます。それが「失恋」なんですね。