「紅空」はleccaの代表作

leccaらしい温かい楽曲

lecca「紅空」の歌詞の意味を紐解く…!仲間という存在について考える!同じ空の下に見えるものとは?の画像

今回ご紹介するのはleccaの「紅空」という楽曲です。

2009年7月15日に発売されたアルバム「BIG POPPER」に収録。

また、2016年1月27日にリリースされたベストアルバム「BEST POSITIVE」にも収録されています。

数々のテレビ番組やCMに起用されたことから、耳にしたことのある人も多いはず。

まさにleccaの代表作のひとつといえるでしょう。

歌詞からは仲間への感謝の気持ちが感じられます。

lecca楽曲いつも温かい人間性を覗くことができるのが魅力。

今回は、一緒に楽曲に込められた意味に迫っていきましょう♪

仲間との友情が感じられるMV

タイトル「紅空」とは、夕日に染まった空のこと。

MVでは夕暮れの砂浜でleccaが仲間たちと笑い合う姿が映し出されています。

さらにこのMVは他にない斬新な展開を見せる点も注目です。

その映像から、どんなイメージで制作された楽曲なのか探ってみましょう!

爽やかな始まり

leccaが海辺で高らかに歌い上げるシーン。

そして、夏草の中をかき分けて堤防沿いへとクーラーボックスを運ぶシーン。

冒頭はこの2つの映像から構成されています。

この先の展開がちょっと想像できますね。

爽やかな光景と歌声が、ワクワクさせるような始まりを演出している印象です。

皆が抱える辛い思い

このMVには3人の人物が登場し、それぞれが辛い思いを抱えている様子がうかがえます。

電話で誰かに必死に謝るスーツ姿の男性。

恋人と思われる人の隣でおもむろにネックレスを外す女性。

路上で地道に自身の絵を売っている男性。

誰もがモヤモヤした気持ちを胸の内に溜め込んでしまっている印象なのです。

そんな彼らのもとへ空からあるものが降ってきました!

なんと、先ほどleccaが持っていたクーラーボックスの中身であるドリンク。

それを握るとたちまち、leccaが釣りをしている堤防へとワープするのです。

しかも皆は顔見知りの「仲間」であるみたいですね。

笑顔ではしゃぎまわる

ワープした先で彼らは、先ほどまでとは真逆の素敵な笑顔を見せてくれます。

夕焼けの中でドリンクを飲みながら語り始めました。

そして、立ち上がっては砂浜で走ってはしゃいでいるのです。

同じ人間でも全くの別人のよう。

ここに「紅空」のメッセージが込められているのだと思いました。

どうしても生きていれば辛い経験もしてしまう。

でも、1人で抱え込んでばかりいると、自然と表情はこわばって暗くなってしまうもの。

そんなとき、「仲間」という存在は魔法のように元気を与えてくれます。

人に愚痴として話すのも、たわいもない話で発散するのも…。

どれも「仲間」がいてくれるからできることでしょう。

「紅空」では「仲間」という存在の大切さを歌っているのです。

さらに、「1人で抱え込まないでね」という投げかけもしているのだと思います。

「仲間」という力強い存在

「仲間」との出会いが自分を支えた

lecca「紅空」の歌詞の意味を紐解く…!仲間という存在について考える!同じ空の下に見えるものとは?の画像

嘘じゃない 飾らない ともだちと呼べる出会いに
救われ すくい上げられて 今ここにいるよ

出典: 紅空/作詞:lecca 作曲:lecca

冒頭から力強いメッセージのこもった歌詞で始まります。

「仲間」に支えられてここまで生きてきたことを実感しているようです。

しかもそれは、嘘偽りのない心からの思い。

とても愛に溢れた心の状態を読み取ることができるなと思いました。

きっと素敵な人との関わりを育んできたのでしょう。

夕焼けの中ではしゃぎあった