紅の空がむすぶ仲間の記憶 ちっぽけな私たちだけど輝いていた
言葉で言えない 今さら 赤い顔して ただふざけ合うしかない

出典: 紅空/作詞:lecca 作曲:lecca

ここではおそらく、夕焼けの中ではしゃぎあった記憶のことを思い出しているのでしょう。

離れ離れになって生活していても、夕焼けに染まる「紅空」を見ればその記憶が蘇ってくる。

それを「空がむすぶ」と表現しているのだと思います。

「仲間がいる」という実感は、不思議と1人でいるときの気持ちも軽やかにしてくれるのです。

温かい関わりを経験すると、その後も安心感が心の中心に宿り、どんな時も支えてくれるようになります。

1人で頑張りすぎる人へのメッセージ

1人でも生きていけるけど…

傷ついた者達がいつの間にか集まってた
みえすいた嘘ならかぎわけられる様になってた
いくつになっても できるならほんとの仲間求めてた
ひとりでも歩けるけど誰かと一緒ってのもいいな
あの日私の目の前に姿みせたその人は言いました
つらい過去があるのも分かるけどともに笑えたらいいのにな
いざとなったら一緒に涙流しながら酒を飲むのもアリさ
同じ空の下見える何か いちかばちかで探しにゆかないか

出典: 紅空/作詞:lecca 作曲:lecca

ここから、この楽曲がどんな人に向けられているのか読み取れます。

人一倍傷ついて敏感になってしまった人たち。

とても感受性が強い印象を受けます。

そして自立心もあり、1人で生きていくことだってできる。

だけど、ちょっと寂しい気持ちも抱えているようですね。

そんな人たちが心の底で望んでいるのは「真の友情」。

傷つく経験が多いとどうしても、人間関係を避けたり、疑心暗鬼になってしまうもの。

上っ面ではなく、正直な気持ちで思い切り笑い合って涙を流し合える。

そんな「仲間」がいてくれたら、きっとこの先の未来はもっと明るくなるでしょう。

数々の出会いの中で

出会い はぐれ 涙ながし あなたに会う前は泣いてた
想いとどけ 空の向こうに 頬染める夕日の下で

出典: 紅空/作詞:lecca 作曲:lecca

ここで印象的だと思ったのは「はぐれ」という表現。

通常「出会いと別れ」という対比を使います。

でもここでは「出会いとはぐれ」なのです。

「はぐれる」とは、一緒にいた人を見失って離れ離れになるということ。

離れ離れになってもそれは運命のいたずらで、仲間であることに変わりはない。

そんな意味が込められているのだと筆者は解釈しました。

お酒を飲んで楽しむ

※繰り返し
紅の空がむすぶ仲間の記憶 ちっぽけな私たちだけど輝いていた
言葉で言えない 今さら 赤い顔して ただふざけ合うしかない

出典: 紅空/作詞:lecca 作曲:lecca

この「赤い顔」というのには2つの意味がある気がします。

1つめは夕焼けに照らされて赤くなった顔。

印象付けられた出来事の色彩を鮮明に思い出している表現でしょう。

2つめはお酒を飲んで酔っ払った赤い顔。

1番ではお酒を飲みあって発散することを勧めていました。

過去の経験では、夕暮れにお酒を飲んではしゃぎあったのでしょう。

皆さんはどんなシチュエーションでお酒を飲みますか?

会社の飲み会や取引先との食事、思いを寄せる相手とのデート…。

どれも大切なコミュニケーションの場ですが、ちょっと気が張ってしまうことも。

心置けない友人とお酒を飲みかわし、思い切り騒ぐのは別物でしょう。

いくつになってもそんな仲間がいれば元気にやっていけそうです。

全てを受け入れ合える喜び

深い信頼関係

一緒にいる私たちには一緒にいる理由がありそうなもんだけど
一緒にいたくない理由が生まれれば離れる自由だってあるんだっていうのに
なぜかうちらは離れない 週末ごとに足をのばし
昼間っからグラスをくみかわし 言い合いしても仲直り

出典: 紅空/作詞:lecca 作曲:lecca

不思議と惹かれ合う仲間たち。

誰かに決められたわけでもなく集まるようになり、気が付けばずっと関わり続けているのでしょう。

これを「ご縁」と表現することもありますね。

週末には決まって集まり、お酒を飲んではしゃぎあう。

そして、喧嘩したって「ご縁」が途切れることはなく、ちゃんと友情関係が継続する。

深い人間関係を築けばどうしても「合わないな」と感じる部分はでてくるもの。

全ての価値観がピタリと合う人間なんてそうそう居ないから、喧嘩だってしてしまいます。

でも、信頼関係ができている相手だからこそ安心して喧嘩もできるのかもしれませんね。

「怒ったら関係が終わってしまうかも」と恐れて感情を抑え込むこともないのではないでしょうか。

「出会うこと」の重要性