故郷を離れ、知らない土地で生きることは誰だって不安なものです。
今までの価値観が通じないこともあるでしょう。
そうなると周りに合わせて生きていくか、自分の生き方を貫く他ありません。
どちらもいばらの道ですが、主人公は苦労しながら後者を選びました。
今だけを考えて一生懸命生きていく彼女の姿は、まさに「ガムシャラ」という言葉がピッタリ当てはまります。
世界の隅っこで
小さく丸まって
なにを怖がってるの?
出典: ガムシャラ/作詞:ノマアキコ・みゆな 作曲:成田ハネダ
この歌詞は、恐怖から自分の殻に閉じこもっている様子を表しているのではないでしょうか。
「知らない」ものは怖いものです。
ましてや1人で知らない場所にやってきたら、怖くて動けなくなってしまいます。
ですが、実際その恐怖はかなり漠然としたものではないでしょうか。
何が怖いのか分からない、得体のしれないものです。
何が怖いのか分からないのに怖がっていても仕方ないということに、主人公は気付いたようです。
知らないものは知れば良いですし、知っている範囲でやっていけば問題ありません。
勢いのままに生きる
ガムシャラで地面蹴飛ばした
体中の声が翼広げて
どんな未来も舞うよ 風受けて
自分を追い越すまで
出典: ガムシャラ/作詞:ノマアキコ・みゆな 作曲:成田ハネダ
器用に生きていくことは主人公の性には合っていなさそうです。
ですが周りからどんな目で見られても構いません。
自分のやり方で目標へと羽ばたくことにしました。
そして、自らの歌声が未来を切り開くのです。
歌手を目指して上京したみゆなさん自身を表したフレーズと思われます。
行く手には歌手としてデビューして成功した自分がいる筈です。
スターになった自分すら追い越して、彼女は「今」を勢いよく駆け抜けていきます。
故郷を離れた者の歌
歌詞を見ると、都会の生き方に馴染めずにいる主人公の姿を描いています。
今同じような悩みを抱えている人や、そんな経験をした人はたくさんいるのではないでしょうか。
今までいた場所とは全く違う環境での生活は、ストレスも大きいです。
みゆなさんも『ブラッククローバー』の主人公も、それで困ったことがあったのでしょう。
やがて編み出した生き方が、「今日は今日のことしか考えない」というものでした。
今を積み重ねることで、いつしか未来への道筋が見えてくるかもしれません。
この歌詞は同じ悩みを抱える人々に対する、ある種のヒントとも考えられそうです。
知らない場所で頑張っているあなたへ
「ガムシャラ」の歌詞について解説しました。
慣れない土地で「ガムシャラ」に頑張っている、みゆなさん自身の歌詞に読み取れます。
もちろん、『ブラッククローバー』の主人公の姿でもあるようです。
知らない場所で生きる機会は、誰にでも起こる可能性があります。
これから新しい環境に身を置く人、今の環境に馴染めずに悩んでいる人には是非聴いてほしい一曲です!
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