手を差し伸べてくれる戦友がいる

LACCO TOWER【夜明前】歌詞の意味を徹底解説!あなたには戦友がいますか?前向きになれる名曲!の画像

心がくじけてしまいそうな時に聴きたい、LACCO TOWER『夜明前』。

明けない夜はない。

ネガティブな思考で頭がいっぱいの時は、そんな当たり前のことさえ忘れてしまいます。

失敗するのは、挑戦したから。

挫折したのは、そこまで頑張ってきたから。

そんな風に思えたなら、きっとまた明日に向かって走り出せるでしょう。

真っ暗で何も見えないと思っていた夜にも、星や月の明かりがあったのだと気づけるはずです。

やり直せないことなんて1つもない。

前を向いたなら、あなたに手を差し伸べてくれている戦友の顔が見られることでしょう。

歌詞とリンクした映像

『夜明前』のリリックビデオでは、くすぶった気持ちを表現するかのような演出が多数見受けられます。

靴ひもの解けたスニーカー、無人のブランコ、雲間から射す日の光...。

どれも孤独の内側に未来への期待を忍ばせている心の表れなのではないかと思われます。

またタイトルの通り、リリックビデオで映し出される景色はどれも夜明け前。

「夜明け前が一番暗い」という言葉もあるように、空も植物も空気もすべてのものが息をひそめています。

その静寂はまるで、走り出す瞬間をじっとうかがっているみたい。

曲が終わりに近づくに従って、空は徐々に明るくなっていきます。

そして最後はついに朝日を拝むことができました。

歌詞とリンクした情景の変化に、曲の世界観がさらに広がっていきますね。

未来に向かって前進あるのみ

ここからは前向きな言葉で溢れた歌詞について徹底解説していきます。

前向きでいるということは、常に未来を見据えているということ。

明日の自分が今日の自分を越えられるように、ただひたすらに上を目指して進んでいきます。

見あげた先に見える景色。

そこに理想の自分の姿はありますか?

すべての戦友に向けて歌う

知ってるかい 今日が
未来をこじ開ける日さ
蒼色詰まった夜空

出典: 夜明前/作詞:松川ケイスケ 作曲:LACCO TOWER

「知ってるかい」と呼びかけた相手はいったい誰でしょうか?

膝を抱えてうずくまっている人。

夢を忘れて、現実に押しつぶされそうな人。

そんな毎日を戦って生きているすべての人に向けて、この曲は歌われているのではないでしょうか。

上手くいくことよりも、上手くいかないことの方が圧倒的に多いこの世の中。

そんな社会で生きている人々は皆、戦友です。

戦いに疲れた戦友たちに、この曲は未来へと繋がる道を示してくれています。

今はまだ、空に光は見えないかもしれない。

でも、顔をあげていればいつかきっと、朝日が昇るその瞬間を見ることができる。

光が道を照らしたなら、それが未来へと走り出す合図です。

1人じゃない。

そう言ってくれる相手がいたなら、きっと今日という日も戦って生きていけるでしょう。

明るい言葉が夜道を照らす

「私は弱いの」
「私はもう駄目だ」なんて
この瞬間(とき)だけは要らない

出典: 夜明前/作詞:松川ケイスケ 作曲:LACCO TOWER

自信を失くしたり、弱音を吐きたくなる時もある。

しかし、未来に向けて走り出す今この瞬間だけは、そんなネガティブな言葉は必要ありません。

前進しようとしているのだから、体も心も前向きでないと!

失敗することばかり考えていては、いつまでたっても最初の1歩を踏み出せないでしょう。

空元気でもかまわない。

未来に向かっていく途中で、きっと心の底から笑える日が訪れるはずです。

大切なのはまず進んでみること。

自分自身にかけた明るい言葉は、暗闇で足元を照らす光に変わります。

夜を終わらせるのは、もしかしたら朝日ではなく自分の心持ちなのかもしれませんね。

走り出す準備をしよう

負け癖も不安癖も
真昼の夢にして

出典: 夜明前/作詞:松川ケイスケ 作曲:LACCO TOWER

いつの間にか自分についてしまった悪い癖。

気にすればするほど、癖は自分に染み付いていってしまいます。

それならばいっそ、悪い癖はすべて幻だったということにしてしまおう。

現実の自分はきっと、やろうと思えば何でもできるすごい奴です。

これは現実逃避ではなく、前進のための準備。

前に進むため、未来を切り開くため、いらないものは置いていきましょう。

必要なのは光を見失わない前向きな心だけです。

身軽になったなら、その勢いのまま走り出せそうな気持ちになりませんか?

過去は変えられなくても、未来はいくらでも変えていけます。

それはつまり、いつからでも自分を変えられるという意味です。

1人じゃない