君の過去や僕のいない未来にも嫉妬する
そんな自分嫌になって
出典: 存在/作詞:TENSONG 拓まん 作曲:TENSONG たか坊
”にも”というワードから、僕の嫉妬が君にとって重かったのではないかと解釈しました。
「君の過去」は、どう頑張っても僕は直接関わることができません。
そういったどうしようもないことに対して、僕は過度に不安を抱いてしまった。
具体的には、君の昔の恋人に嫉妬してしまっていたのでしょう。
それが君を苦しめていたことを、僕は自覚しているのかもしれません。
そして別れたことで、僕のいない君の未来にも嫉妬してしまう僕。
僕の嫉妬が原因で別れたのなら、別れた後にまで同じように嫉妬している自分が嫌になるのも分かります。
会いたい気持ち
目の前にある 横断歩道
赤信号待ちきれないくらい
会いたい今すぐ
出典: 存在/作詞:TENSONG 拓まん 作曲:TENSONG たか坊
「会いたい」の表現が独特。
でも不思議と誰にでも伝わるような表現です。
信号を無視してまで横断歩道を渡っているわけではないので、傷心中でも冷静さは残っています。
失っても残る君への想い
存在は残り続ける
君を好きという感情が
もっと収まればいいのに
君という存在が気持ちを揺さぶる
出典: 存在/作詞:TENSONG 拓まん 作曲:TENSONG たか坊
君とは別れてしまったのに、まだ「好き」という気持ちが無くならない。
君自体がここにいなくても、僕の君に対する感情や思い出など、君の「存在」が残っているからです。
先ほど、僕のいない君の生活に嫉妬してしまうというフレーズがありました。
そんな中、君の「存在」に心が揺さぶられている。
もう僕の心はぐちゃぐちゃであることは想像に難くありません。
別れても簡単には変われない僕
もう一度振られてもいいよ
君を支えたい
だから側にいさせて
出典: 存在/作詞:TENSONG 拓まん 作曲:TENSONG たか坊
君の側にいることができるのならば、君に振られてもかまわない。
つまり、冷たい言い方をすれば君の気持ちはどうでもいいということです。
やはりここでも、僕は一方的な愛情を持っているように感じられます。
別れを経ても、簡単に人は変わることができないということが分かるフレーズです。
僕の中の君の存在
恋人でなくてもいいから
“友達に戻りたい”と送った連絡でも
返事しない君と返事を待ってる僕
出典: 存在/作詞:TENSONG 拓まん 作曲:TENSONG たか坊
先ほど、「振られてもいい」というフレーズがありました。
しかし、人を振るのもとても心の労力を使います。
それを気遣ってか、僕はせめて「友達でいたい」と連絡をしたのです。
もちろん本音は「恋人に戻りたい」でしょうが、難しいと分かっている僕は譲歩しています。
ここまで譲歩したにもかかわらず、君からの返事は来ないようです。
別れた恋人と連絡が取れない切なさは、多くの人が共感できるのではないでしょうか。
消すことのできない君の存在
携帯に残る思い出の全てを
削除さえもできない
僕がいるんだ
出典: 存在/作詞:TENSONG 拓まん 作曲:TENSONG たか坊