嵐「アオゾラペダル」
2006年リリース
「アオゾラペダル」は、嵐の17枚目のシングルとして2006年8月2日にリリースされました。
当時、公開となった映画「ハチミツとクローバー」エンディングソング に起用され、この映画には嵐の櫻井翔が出演しています。
オリコン週間シングルチャートでは初登場ながら1位を獲得し、初週で15.4万枚を売り上げるなど、嵐の人気度を世に知らしめた作品となりました。
映画「ハチミツとクローバー」のエンディングソング
「ハチミツとクローバー」は羽海野チカが描く青春漫画で、通称「ハチクロ」と呼ばれています。
美術大学を舞台にして、大学生の時にしか味わえない青春を生々しく、そして、面白おかしく、時にシリアスに描いた漫画になっていて、恋愛に関しても生き方に関しても考えさせられるその内容は、若者の支持を多く得ました。
そして、漫画という枠を飛び越え2006年7月22日に櫻井翔や蒼井優、伊勢谷友介などそうそうたる出演陣のもと、映画が製作され公開されました。
「ハチミツとクローバー」というタイトルは、スガシカオのアルバムタイトルである「クローバー」に由来しており、テレビアニメ版にもスガシカオの楽曲は挿入歌として使用されていました。
「アオゾラペダル」は実はスガシカオが作詞作曲を手掛けており、縁を感じずにはいられません。
作中では自転車に乗って櫻井翔扮する主人公 竹本祐太が旅をする場面もあり、「アオゾラペダル」は「ハチミツとクローバー」の内容に沿ったピッタリの楽曲となりました。
作詞作曲はスガシカオ
前のセクションでも触れましたが、実はこの楽曲はスガシカオが作詞作曲を手掛けています。
この楽曲は2011年にリリースした自身のベストアルバム「SugarlessII」の中でセルフカヴァー版を収録するほど、スガシカオにとっても愛着のある作品となりました。
また、2006年は同じジャニーズ事務所所属であるKAT-TUNのデビュー曲「Real Face」の作詞も担当し、こちらも話題になりました。
プローモーションビデオを検索
YouTubeでプロモーションビデオを検索してみましたが、見つかりませんでした。
しかし、Instagramでいくつか動画を見つけたので紹介します。
プロモーションビデオはメンバーである二宮和也が原案を手掛けました。
内容はドラマ風の設定になっており、佐藤ありさなど、セブンティーンの専属モデルも出演しています。
そして、監督は「WISH」も担当した直(ちょく)が手掛けました。
CDの初回限定盤Aにはプロモーションビデオのビデオクリップが、初回限定盤Bにはメイキングの映像が収録されているので、そちらでぜひプロモーションビデオを楽しんでみてください。
それでは「アオゾラペダル」の歌詞を紐解いてみましょう。
「アオゾラペダル」の歌詞を紐解く
現実を受け止めていく
思い切りふんづけた ペダルはまるで 空を飛べそうなくらい 勢いをつけてまわった
うしろに乗せた君の まわした腕が ぼくのこといつもより 強く抱きしめた気がした
出典: https://twitter.com/Ars_words/status/905161801112870912
冒頭でまずはタイトルである「アオゾラペダル」という言葉を象徴するような情景が描かれています。
君を後ろに乗せ、どこまでも君と一緒に進んでいくんだ、という心強さがペダルを漕ぐ強さに表れています。
あの日の風の色は 思い出せるけれど
あの時のユメと日々は ずっとくすんだまま
出典: https://twitter.com/my_fsngs/status/905998347495817217