まわりの人間は確率や数字的な論理で失敗する可能性ばかりを説いて、チャレンジすることをなかなか認めてくれません。
でもTAKUYA∞はやけどという表現で、間違いながら本当の正しいことや熱いことを探していくことを歌っているのでしょう。
正しいことが幸せと限らないでしょ
たくさんの間違いをして おろかでも純粋に
誤解されたって 理解のひもを解いて行こう
出典: https://twitter.com/oryo_7_orz/status/859980887454175232
正しいことが幸せとは限らないことについて歌っています。
たとえば自分たちより上の世代はとにかく儲けること、経済的な価値を生み出すことを正しいと認識し、物の豊かさを大切にする世界を作り上げてきました。
でもそういう中で、精神的なものは失われ、何が正しいのかということを数字が決定するというようなおかしな世界になってしまったことも事実だと思います。
確かにお金の大切さというものはあると思います。
でも幸せを感じるためには、友情や愛、人との繋がりなど、もっと大切なことがあるのではないでしょうか?
目の前の現実は この空のように広く
限りない可能性が 僕らを待つよ
出典: https://twitter.com/oryo_7_orz/status/859980887454175232
生きていると社会から求めらることに従うばかりで自分が何のために生きるのかということが見失われがちだと思います。
正解はもう決まっていて、何が幸せかという価値観まで決められているレールがひかれた社会があり、そして現代はそのレールすら壊れはじめています。
でもそんな現実とは関係なく、この空のように本当は広く可能性があることが歌われています。
LIVEに宿る友情
こんなにも惹かれあって
一緒にいる僕たちが10年後にバラバラだったとしても
信じた道を進めたのなら
どこにいてもどんな状態でも笑っていられる気がするんだ
それでこそ人生が輝く
出典: https://twitter.com/oryo_7_orz/status/859980887454175232
バンドや友情というものが歌われていると思います。
もちろん愛についての歌だと考えてもいいかもしれません。
ここでは心を曲げて一緒にいるのではなく、自分たちが信じる道のために一緒にいる本当の仲間がいます。
そしてもし信じることと信じることがぶつかって別れてしまうことになったとしても、今、一緒に信じる道をすすめていることが人生を輝かせると歌われているのでしょう。
本当は10年先 20年だって一緒にいたい そう願ってるんだよ
全部壊れたって 一緒にいるなら作り直せる きっと何度でも
自分を信じれなくなった日があった
でも この仲間を信じれなくなった日はなかった
出典: https://twitter.com/oryo_7_orz/status/859980887454175232
言葉にするとちょっと恥ずかしいけど
本当に出会えてよかったと思ってるよ
出典: https://twitter.com/oryo_7_orz/status/859980887454175232
この最後の部分は仲間のことを歌っているのでしょう。 大切な仲間とともに歩んでいるUVERworldの結束力を感じます。
この歌の全体を通して考えると、やはり大きくは人と人が競争し分断され、夢まで管理されたような世界はおかしいと感じられます。
自分自身で間違えながらも決断し、愛や友情を大切にしながら、信じる道が同じだからこそともに生きる道を選んだ彼らの正しさが伝わってきますね。
「MONDO PIECE」というタイトルの意味
mondoはたくさんのという意味。
語源であるフランス語のmondeは世界や世の中という意味だそうです。
たくさんの欠片、素晴らしい欠片。 ひとりひとりの人間性というものを尊重することがタイトルに込められているような気がします。
この歌の冒頭で、あいつらと呼ばれる人々は誰か?
それはそれぞれが本来持っている生きるということから何かを奪おうとする人々のことなのかもしれません。
しかし何かを奪われていたとしても、もうここに大切なものはすべてあると彼らは歌っているのです。
それはひとりひとりそれぞれの人間でありながら、時にはともに生きることができるということなのかもしれません。 男同士は激しくぶつかりあうもの。
でもそんな激しさを持つ男同士が同じ夢を抱けたらいいですね。
LIVEの最後ではcrewが肩を組んで大合唱したそうです。 まさに奇跡的な瞬間があったのだと思います。
最後に
ロックという音楽がさらに激しく進化して様々な音楽が生まれています。
でも言葉がその音楽に追いつくことは容易ではなかったでしょう。
彼らの歌には今これからの時代に大切な言葉が響いているのかもしれません。
争うことしかできなかった男同士が最後に肩を組み歌う意味は、きっと失われていた何かを伝えています。
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