SO 同じ時を過ごしていた日は 嬉しさ見失い 悲しさ増えツラい
前来た場所に今日行ってみるよ 「虹が見えないよ」
SO 隣から消え 時過ぎて今 悲しさ見失い嬉しさ増えイタい
通りすがりの誰かが言ってたよ 「雨があがったよ」

出典: アメアガリ/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

彼女と過ごしていた幸せな日々は毎日が嬉しいことばかりで悲しいことなんてなかった。

そのころを懐かしんで想い出の場所に来てみても「アメアガリ」の虹は見えません。

彼女が横から消えてしばらくたった今は悲しいことばかりで嬉しいことなんてない。

そんな中、噂を耳にします。

「雨があがったよ」

彼女が泣き止んだのです。

「アメアガリ」は、他の誰かを愛した彼女に訪れました。

心に刻む後悔と誓い

めんどくさい事は避けて通り 見当違いに君疑い
こんな僕じゃダメだとあの日気付き 心に刻み込む後悔と誓い

出典: アメアガリ/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

めんどうなことは避けてしまうくせに、彼女に見当外れの疑いをかける。

以前、これじゃダメだと気がつきました。

そして、すごく後悔したのです。

もう彼女を泣かせるようなことはしない。

後悔したあと、主人公はそう誓いました。

あれ?じゃあ、なんで今雨の中をひとりで歩いていたのでしょう?

本当に心から反省したのではなかったのでしょうか。

いったいどうして?

なのになんで僕は同じ過ち 繰り返し泣かしかなりバカらしい
悲しい顔が横目に見えたし 淋しい心がなぜか消えない

出典: アメアガリ/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

主人公は、この部分の前の歌詞で自分の愚かさに気づき猛反省しました。

ところが…。

また同じ過ちを犯してしまいました。

彼女の悲しい顔が見えたのに。

どうして?

あれほど深く後悔して反省したというのに…。

自分でもよくわからないようです。

いったいどうして?

優しさを見失う原因

何度も何度も繰り返す

いつもわかってんだって!
なんで僕ら勝手になっていったかって
優しさを見失う 愚かなその心が
恐ろしい程に いつの間にかにゆらぐ足場
難しい日々に 沈んでいった僕らに

出典: アメアガリ/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

もう、自分自身でも大混乱。

いつもいつも本当に反省して「よし!これからはちゃんと彼女を大切にするぞ」と誓っている。

でも「ああ、またやっちゃった…。」と落ち込む。

何度も何度もこの繰り返しなんです。

その度に彼女は許してくれます。

そして、しばらくの間はラブラブ。

穏やかで幸せな日々が続きます。

「こんな毎日がずっと続けばいいのに。」

「いや、今度こそは大丈夫。」

「もうお前を泣かせるようなことはしない。」

こんなやり取りもあったことでしょう。

ところが、またあの嫌な感情が沸々と湧いてくるのです。

もうここまでくると、優しさを見失ってしまう原因は彼女ではありません。

心を乱す様な出来事が毎日のように繰り返されていることに原因があるのでしょう。

その毎日を変えてしまわなければこの問題は解決しません。

ようやく主人公はこのことに気づきました。 

そして「雨はあがったよ」

何回も電話をかけていた日
毎回ルスデンに切り替わり
悲しい話まだ知らない
あの日から君はココにいない

SO 同じ時を過ごしていた日は 嬉しさ見失い 悲しさ増えツラい
前来た場所に今日行ってみるよ 「虹が見えないよ」
SO 隣から消え 時過ぎて今 悲しさ見失い嬉しさ増えイタい
通りすがりの誰かが言ってたよ 「雨があがったよ」

出典: アメアガリ/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

でも、手遅れです。

気づくのがあまりにも遅すぎました。

何度電話をかけても彼女は出てくれません。

着信拒否でもされているのでしょうか。

もうさすがに愛想をつかしてしまったのかもしれません。

彼女は、もっと優しい他の誰かを愛してしまった。

主人公は、どうしようもない愚か者です。

たとえ自分たちのせいではないようなことが原因であっても、それを乗り越える気持ちが無ければダメなんです。

もっと彼女の話を聞いてあげればよかったのに。

もっと自分の話を聞いてもらえばよかったのに。

ひとり寂しく歩く主人公の耳に聞こえてきます。

「雨があがったよ」

そう、彼女は泣き止みました。

前をみて歩き始めることを決めたのです。

「アメアガリ」は、つらいばかりの恋に終止符を打った彼女に訪れました。

どんなに後悔しても、もう手遅れです。

言葉の大切さ

永遠に続く愛に出会えるように