心にささる!やり直しの末に完成した珠玉の1曲

【男と女/CHAGE & ASKA】何度も書き直したからこそ伝わる温かさ!歌詞に迫る!コードあり♪の画像

「男と女」というCHAGE&ASKA楽曲は、ASKAさんが温かい曲を作りたいということで作成されました。

幾度となくプロデューサーの方に作詞の修正をさせられ、そんな苦労の甲斐あり誕生したという逸話もあります。

初期のCHAGE&ASKAらしく、女性の心情を歌い上げフォークも混じったようなバラードなのが特徴です。

筆者はこの曲を聴くと、自身が歌詞内容の立場にあるわけではないのに、泣けてしまいます。

男女の別れを描いた歌詞で、苦しい場面ではあるのですが、それでも強がる女心が切ないです。

メロディと歌詞が胸に突き刺さって仕方のない曲といえるでしょう。

そんな、宝物のような曲なのではないでしょうか。

1番の歌詞にも辛い思いが詰まっている!

ここからは、歌詞について迫っていきます。

ギター用のコードもついておりますので、ギターを弾かれる方は参考になさってください。

別れのシーン・・・女性の気持ちが伝わってくるよう

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    C  G    F  Em7  

 誰もが一度は ひき返す道

  F    Em7   Dm7   Dm7onG 

 二人でここまで 歩いて来たのに

  G7  C G   F   Em7      

 あなたの心が 足をとられて

  F  Em7 Dm7 Dm7onG  C  

 冬の坂道 ころがり はじめた

   Am    Em7  F     FM7   

 ふるえる肩越しに あなたのさよなら

  Gsus4  G  Am  G Am/G Gsus4 G 

 背中で涙をかくす  私

出典: 男と女/作詞:飛鳥涼 作曲:飛鳥涼

恋人同士であっても、うまくいかなくなることもあるでしょう。

すれ違い、「この人でいいのだろうか」と思うこともあるかもしれません。

そんな日々を重ねながら、二人で歩んできたのです。

それでも、ついに彼と心が離れていきどんどんと溝が深くなってしまったと考えられます。

 別れを告げられる場面、女性は彼に背を向けています。

表情を見られたくないという気持ちもあるのでしょうか。

どうしようもなく凍り付きそうなほど、苦しい心情なのかもしれません。

そうして告げられる「さようなら」の一言。

それを耳にすると、女性は抑えられない涙を彼に見せることなく流します。

この情景を思うと、こちらも胸が苦しくなりそうなほど切なさに満ちた部分です。

ここがサビ!彼女の最後の願いとは・・・

サビでは最も言いたかった内心を吐露!

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     C       G   

 あなたの愛をもっと ぬくもりをもっと

 F      C

 あふれるほどに

     C       G 

 あなたの愛をもっと ぬくもりをもっと

  F       C Dm7onG  

 感じていたかった

   C    G   F    Em7   

 言葉ひとつに うなずいたのは

   F   Em7 Dm7 Dm7onG C/Am/FM7/C/Dm7 G7/ 

 あなたが望む別離    だから

 

 Am/FM7/D7/G7

出典: 男と女/作詞:飛鳥涼 作曲:飛鳥涼

ここは、とても胸に迫ってくるサビ部分です。

女性が本心で抱える望みを語っていると思われます。

筆者は、歌詞に出てくる女性を思うとやりきれないなと感じてしまう部分でもあるのです。

きっと、彼に最後に言いたかった言葉なのかもしれないですね。

なぜここで終わってしまうのだろうと思うと、せつなくて仕方ありません。

しかし、彼が別れを望んでしまったのなら、それを受けないないわけにはいかない…。

聞きたくはなかったもかもしれません。

それでも彼の一言にコクリと頷くしかなかったのでしょう。

最後くらいは強がっていたい・・・そんな女心

相手を責めたりしない・・・最後まで健気な点に号泣

【男と女/CHAGE & ASKA】何度も書き直したからこそ伝わる温かさ!歌詞に迫る!コードあり♪の画像

   C   G   F   Em7  

 心の支えは いつの時代も

  F Em7 Dm7  Dm7onG 

 男は女 女は 男

  G7  C  G   F   Em7      

 あなたを信じて ささやかな夢

    F    Em7 Dm7 Dm7onG C  

 積み上げたのは  女の      私

  Am    Em7  F     FM7   

 幸せだったと 最後に言わせて

  Gsus4    G   Am G  Am/G Gsus4 G 

 せめてさよならは 飾って みたい

出典: 男と女/作詞:飛鳥涼 作曲:飛鳥涼

いつでも変わることなく、心の支えになっているのは愛する誰かなのです。

この女性は、相手の男性との未来について何等かの夢を見ていたのでしょう。

もしかしたら結婚したかったのかもしれません。

しかし結局のところ、夢を膨らませてその夢に支えられていたのは女である自分だけだった…。

それはとても悲しいことですよね。

本当なら、相手の男性にも同じように思い描いて欲しかったと思うのではないでしょうか。

それでもこの女性は非常に健気で、この点でも泣けてきます。

別れるその瞬間くらいは、強がっていたいと思ったのかもしれません。

とはいえ、「幸せだった」というのは嘘ではないと思えます。

二人でいた時間は、きっと楽しくて幸せに満ちていたと考えられるのです。

そのことに、彼女は感謝もしていると窺えるでしょう。

サビの繰り返し!それがかえって切なさを増加させる