『KIND OF LOVE』に収録
Mr.Children初期のバラード曲
『いつの日にか二人で』はMr.Chilren初期のバラード曲です。
アルバム「KIND OF LOVE」に収録。
デビューシングル『君がいた夏』と同年ですね。
彼らは翌1993年に発売されたシングル『CROSS ROAD』で爆発的人気を得ます。
『KIND OF LOVE』には、ブレイクする前の静かな盛り上がりを感じられる曲が多数収録されています。
今回紹介する『いつの日にか二人で』もそのなかの1曲です。
純粋なバラード曲はこの曲がはじめて
ピアノとストリングスのみのアレンジ
ピアノとストリングスのみで構成されている曲。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Kind_of_Love
『いつの日にか二人で』は、ピアノとストリングスだけのアレンジです。
ストリングスとは、ヴァイオリンやチェロといった弦楽器の演奏や、弦楽器のこと。
もちろん、桜井さんのボーカルも入っています。
そして『KIND OF LOVE』の最後に収録されているこの曲。
桜井さんとプロデューサーの小林さんの、この曲に対する自信のほどが窺えますね。
「YouTube」でこの曲を聞いてみよう!
公式MVは制作されていない模様
『いつの日にか二人で』の歌詞解説へ入る前に、この曲を聞いてみましょう。
動画サイト「YouTube」で、この曲の公式MVを探してみました。
どうやら『いつの日にか二人で』の公式MVは制作されていない模様。
動画はありませんでしたが、その代わり楽曲が聞ける動画を下にアップしました。
一度ご覧になってください。
どうやらこの動画をアップした方は、神木隆之介さんがお好きみたいですね(笑)
神木さんは曲と何の関係もないので、あしからず(笑)
さて皆さん、聞いてみていかがでしたでしょうか?
胸にスーッと響く、清らかなバラード曲だと思います。
テンポは非常にゆっくりしています。
バラード曲ですが、桜井さんのボーカルは情感がこもっていて力強い歌い方。
情緒たっぷりに歌いあげています。
Mr.Childrenの楽曲は、コード進行に特徴があります。
ありきたりなコード進行ではなく、作曲者である桜井さんのエッセンスが入ったコード進行。
聞いていてアッと驚くような展開になったり、良い意味での期待はずれがあったり。
桜井さんは、若い時から非常に高い作曲能力を持っていたことが分かります。
デビューしたての新人が作った曲とは思えません。
曲の構成はAメロ→Bメロ→サビ。
シンプルな構成です。
それだけに、曲が持つ要素がダイレクトに表現されています。
『いつの日にか二人で』歌詞解説
Aメロ
今月になって 何度目だろう
眠むれずにいる夜は
あのひとの声 聞きたいのに
話す事はない
出典: いつの日にか二人で/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
冒頭は、ある女性を片思いしている主人公の独白からはじまります。
そして、その片思いの女性のことを主人公は「あのひと」と呼んでいますね。
一般的には女性のことを「あなた」や「彼女」と呼ぶと思います。
「あのひと」という呼び方は、何か理由があるのでしょうか?
「あのひと」の声が聞きたくてたまらない主人公。
でも、もし声が聞けるとしても緊張して話せなくなってしまう。
ここは、主人公の純粋な感情が表に描かれた部分です。