BUMP OF CHICKEN
熱烈な支持を集める4人
BUMP OF CHICKENという名前を、きっとあなたも聞いたことがあるはず。
そのくらい、圧倒的な知名度を誇る彼ら。
2000年にシングル「ダイヤモンド」でメジャーデビューし、2001年に発表したメジャー2作目のシングル「天体観測」が社会的な大ヒット。
「天体観測」はもはや社会現象と言えるほどの一大ブームを巻き起こし、翌年2002年には同タイトルのドラマが制作されたほど。
その後も日本の音楽シーンを牽引する存在として、注目を集め続けてきたのが彼らBUMP OF CHICKENです。
とても仲がいいことでも知られる彼ら、実は幼稚園から同じだったという、地元千葉県の幼馴染。
藤原基央(ふじわら もとお) ボーカル ギター 作詞 作曲
増川弘明(ますかわ ひろあき)ギター コーラス
直井由文(なおい よしふみ) ベース コーラス
升秀夫(ます ひでお) ドラムス コーラス
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BUMP_OF_CHICKEN
魅力的な彼らの楽曲
BUMP OF CHICKENの楽曲の魅力は、語っても語りつくせないところがあります。
が、筆者の個人的な意見を述べるとするならば、作詞作曲を手掛ける藤原基央の作り出す世界観こそが大きな魅力だと感じます。
ポジティブな歌を歌うだけではなくて、ネガティブな感情も繊細にすくい上げて歌にすることもできる稀な才能の持ち主。
かと思えば物語調の楽曲もありますし、これも相当にドラマチックで心を打ちます。
人の心にすっと入り込むBUMP OF CHICKENの楽曲は、まさに彼らにしか作れない芸術作品です。
「jupiter」というアルバム
メジャー1stアルバム
メジャーデビューして「ダイヤモンド」「天体観測」「ハルジオン」と、怒涛のヒットを飛ばした彼らが満を持してリリースしたのが「jupiter」。
リリースされたのは2002年のことでした。彼らの人気を証明するかのように、オリコンチャートでは1位を獲得。
アルバムタイトルの「jupiter」は「木星」を意味する英語。
タイトルを決める話し合いの時、藤原基央が木星のことを考えていたことが由来と言われています。
仕上がってみれば非常に美しいジャケットが目を引くアルバムになりました。
全10曲が収録されていますが、どれも魅力的な楽曲たちです。
1. Stage Of The Ground
2. 天体観測
3. Title Of Mine
4. キャッチボール
5. ハルジオン
6. ベンチとコーヒー
7. メロディーフラッグ
8. ベル
9. ダイヤモンド
10. ダンデライオン
出典: jupiter/BUMP OF CHICKEN
Title of mine
「Title of mine」はアルバム「jupiter」に収録された、いわゆるアルバム曲。
しかしながら、その歌詞が強い共感を呼んでいて、アルバム曲でありながら根強い人気があります。
直訳すれば「私のタイトル」となりますが、その意味とは…?
ここからは「Title of mine」の歌詞に迫っていきましょう!コードも併記しますので、弾き語りの参考にどうぞ。
孤独の鎖
Bsus4 B Badd9 B Bsus4 B Badd9 B
何故 いつまで経っても 夜 は 眠れ ずに
Bsus4 B Badd9 B Bsus4 B Badd9 B
もう 聴き飽きた筈 の 歌 を 聴いた りするの
Eadd9 B C#m7 B Eadd9 B C#m7 B E
何 を 恐れ て 何が 必要 なの か
B F# B Eadd9 B C#m7 F#
雀が鳴くまで 考え たって 一つも解らなくて
出典: Title of mine/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
寝付けない夜って、誰にでもあると思います。
理由がある夜もあれば、わけもなく何だか寝付けない夜もありますよね。
「何を恐れて 何が必要なのか/雀が鳴くまで考えたって 一つも解らなくて」
どうやら彼は漠然とした恐れを感じているみたいです。眠れない原因は、それでしょうか?
Bsus4 B Badd9 B Bsus4 B Badd9 B Bsus4
それは 孤独という名の 重 い 鎖 だったんです
B Badd9 B Bsus4 B Badd9 B
自ら上手 に 体 に巻き付けたんです
Eadd9 B C#m7 B Eadd9 B C#m7 B
どこ で 見つけて いつの間に巻いたのか
E B F# B Eadd9 B C#m7
焼けた空を見た時 君の声が聴きたくなって
C#m7 F#
ふと 気付いたよ
出典: Title of mine/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
ここで、恐れの正体が提示されます。それは「孤独」。
鎖を巻き付けるように、「孤独」で自分を縛っていたんですね。
誰かと群れたり慣れ合うことを自分から拒否してきたんでしょう。しかもそれは「重い鎖」。
いかに自分を強く縛り付けていたのかが、この短いフレーズだけでわかります。
でも、そうやって自分から進んで孤独を選んできたはずなのに、真っ赤な空を見た時にふと「君の声が聴きたく」なった。