沖縄出身の超新星、Rude-α

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超新星、そんな表現が似合いそうな、颯爽とシーンに現れた沖縄出身の20歳のラッパー、Rude-α。

名前は、ルードアルファと読みます。

よく、Rude-a(ルードエー)と間違えられるらしく、自分でTwitterで訂正していました。

由来らしい由来はなく、ラップを始めた頃に、MC名を考えたいと口にしたらRude-αが”昔めっちゃ好きだった”女の子が、「じゃあRude-α!」と言ったことからきているのだそうです。

Rude-α曰く、自分はめっちゃ好きだったけれど、その女の子に取っては遊びだったらしく、捨てられるような形で振られてしまったとか。

それが悔しくて、それならこの名前のままとことん上り詰めて、見返してやる!後悔させてやる!とずっとこのRude-αという名前を使い続けているそうです。

全国レベルで活躍するようになったRude-αを見て、その女の子はきっと後悔しているでしょうね。

Rude-αの、望みは叶ったといえるのではないでしょうか。

影響を受けたのは、同じ沖縄のKDT

そんなほほえましいエピソードもありますが、Rude-αのラップの実力はかなりのもの。

彼のルーツとなってるのは、同じ沖縄のラッパー、KDT。

彼に影響を受けて、ラップを始めたそうです。

友達に連れられて行った公園でKDTに初めて会った時、自分でマジックで”KDT"と書いた白いTシャツを着ていたのを見て、「……なんかこいつ……。」と思ったのが第一印象ということ。

想像すると、ちょっと笑えますね。強烈すぎるファッションでしょう。

そこで友達に「こいつもラップ好きで」と紹介された瞬間にフリースタイルを仕掛けられたとか。

ファッションに続いて、行動も突拍子もないですね。なんかすごいRude-αが勢いに押されている感じが半端じゃないです(笑)。

でも、そこでとっさに初めてながらもフリースタイルで返したRude-α。

全くの初めてだったのに、その出来はKDTが感心するほどだったらしく、そこからRude-αのラップ人生は始まりました。

そして高校生ラップ選手権での準優勝や、フリースタイルダンジョンへの出場など、活躍の場をどんどん広げていくことになります。

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EP『20』収録の「この夜を超えて」

今回ご紹介する「この夜を超えて」は、2018年2月7日リリースのEP『20』の2曲目に収録されています。レーベルTEEDA。

すでにライヴなどでの人気曲となっている1曲目「Mirror Ball」などが収録されています。

全収録曲はこちらの5曲。

1.Mirror Ball
2.この夜を超えて
3.Summer Melody
4.Train
5.Happiness

出典: https://www.amazon.co.jp/20-Rude-%CE%B1/dp/B07917NNSF/ref=sr_1_2_twi_mus_2?ie=UTF8&qid=1518261249&sr=8-2&keywords=Rude-%CE%B1

MVをチェック!

「この夜を超えて」のMVは、現在Rude-αが住んでいる、東京の下北沢や渋谷を中心に撮影されました。夜の街で歌うRude-αと、女の子に手を引かれて、同じ街並みを疾走するRude-αが交互に映し出されます。

走って走ってたどり着いた先には、何があるのか。

ゆっくりとその世界を楽しみながら、ご覧ください。

「この夜を超えて」の歌詞の世界

Rude-αが描きたかったのは……

東京で暮らし始めて2年になるというRude-α。

毎日の暮らしを繰り返す中で、見慣れた景色や、毎日通る同じ道。

そんな日常に、光が差し込む瞬間を描きたかったといいます。

瑞々しい感性の「この夜を超えて」の歌詞、ここでご紹介しましょう。

渋谷発の急行 3分間の帰路
窓際にもたれ 未だ慣れない風景を
ぼんやり眺め 隣の女子の会話の
続きを想像しながら降りる
井の頭線から北口すぐのコンビニ前
響くギターを合図に始まる長い夜
また今日も いつもと変わらない
街並みに飽き飽きして
下向いて歩いてた
そんな時 涼しい風が吹いたような気がして
振り返ると 君が立ってて
1秒前の平凡が 一瞬で壊れた

出典: この夜を超えて/作詞:Rude-α 作曲:baufuzz,Rude-α

パッとしない、いつもと同じ毎日。

つまらない日常が今日も繰り返されます。

行って、帰るだけの、退屈な日々。

電車の中でも、街並みの中でも、代わり映えのしない風景を眺めてはうんざりとしているようです。

変化のない毎日に。

でも、その平凡な日常を壊すものが突如現れます。

待ってても何も変わらない

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わけも分からぬまま 手を引かれ
平凡を背に 君が今駆け抜けてく
まだ知らない街並みを探して
走れ 走れ この夜を超えて

過去 現在 未来 流れては過ぎてく
待ってても来ないから
Run and go on your own.
行く当てなんてない 風任せでいい
走れ 走れ この時を駆け抜けて

出典: この夜を超えて/作詞:Rude-α 作曲:baufuzz,Rude-α