2017年度ハロプロ楽曲大賞を獲ったモー娘。のダンスチューン!
今回はモーニング娘。が2017年にリリースした楽曲「ジェラシー ジェラシー」について紹介します。
2017年リリースなので"モーニング娘。'17"の名義でリリースされたこの楽曲。
ファンの間でも高い人気を誇り、この年の「ハロプロ楽曲大賞」を獲得しています。
「ハロプロ楽曲大賞」とは毎年ハロプロファンを中心に行われている催し物。
ハロプロ所属のグループ全体で行われる催し物で、その年で一番良かった楽曲を決めるのです。
1年の間にリリースされたハロプロの楽曲の中で順位付けをし、結果を毎年発表をしています。
この楽曲の本格的なラップパートや、女性の嫉妬を描いた歌詞が話題をよび、見事大賞に輝きました。
モー娘。のファンはもちろん、あまりモー娘。を知らない人でも楽しく聴ける楽曲になっています。
テーマは女性の嫉妬!悔しさをバネにした歌詞を徹底解説!
中でも歌詞の内容はユニークで、一度聴いたら覚えてしまうようなフレーズもたくさんあります。
ということで、今回は歌詞に焦点を当てて紹介していきますよ♪
この楽曲のテーマは「女性の嫉妬」。
曲名にも入っている「ジェラシー」とは、嫉妬を意味する言葉です。
嫉妬というとネガティブな印象を受ける言葉でもあります。
しかし、嫉妬の感情を上手く使えば、自分を奮い立たせることもできるのです。
要するに「悔しさはバネになる」ってやつですね。
向上心が高く、嫉妬によって自分を燃え上がらせている女性。
そんな情熱的な女性が主人公になっている歌詞をさっそく見ていきましょう!
1番の歌詞
主人公は職場のお局様…!?
「すごいね」なんて そんなすぐ認めてやんない
意地悪とか やっているつもりもない
若いだけで羨ましいのに
難しいこと サクサク出来ちゃうって
Jealousy Jealousy Jealousy Jealousy
Jealousy Jealousy Jealousy Jealousy
出典: ジェラシー ジェラシー/作詞:つんく Rap作詞:U.M.E.D.Y. 作曲:つんく
この歌詞の主人公の周りには、自分より若い女性がいるのでしょう。
その若い女性に向けて、嫉妬を燃え上がらせている様子がここで描かれています。
主人公が何歳なのかは不明ですが、自分の年を意識するほどの年齢なのでしょう。
となると、この主人公は社会人である可能性が高い気がします。
「年齢を意識するほど年の離れた若い子と一緒にいる」という状況を考えると、舞台は職場っぽいですしね。
そう仮定すると「難しいこと サクサク出来ちゃう」とは、仕事のことを指しているのでしょう。
まだ若くて、見た目や素振りも初々しいしくて可愛く、おまけに仕事もできる若い女性。
それに比べて、主人公は年をとっている自分に引け目を感じているのでしょう。
しかし、その引け目を表に出すことはしません。
若い女性に対してお世辞を使って褒めるなんて、絶対にしたくないのです。
それだけ高いプライドを持っているということなのでしょう。
「意地悪とかやっているつもりもない」といっている主人公。
しかし、あくまでも「つもり」であって、客観的に見たら意地悪をしているのだと思います。
要するに、この主人公はいわゆる「お局様」的な立場の女性なのかもしれませんね。
筆者独自の解釈や憶測の部分も多いですが、主人公=お局様だと仮定するのであれば、なかなかユニークな設定ですね!
嫉妬をプラスに変えようと思っている主人公
(※1)人間 脳なんてきっと多分ほとんどMade with Jealousy
だからこそ 明日に向かう
出典: ジェラシー ジェラシー/作詞:つんく Rap作詞:U.M.E.D.Y. 作曲:つんく
先ほどの冒頭の歌詞だけ見ると、まるで主人公が嫉妬に狂っている女性のような印象も受けます。
しかし、多かれ少なかれ、人間誰だって嫉妬の感情は持っているものです。
主人公は他の人よりもプライドが高いだけであって、人間らしい感情を持っている女性。
きれいごとで片付けようとしないで、自分の感情に正直に生きているのでしょう。
それにこの主人公は、嫉妬をバネにして自分を磨こう!というプラスな考えを持っているのです。
「明日に向かう」という歌詞には、主人公の前向きな感情が含まれているように感じます。
努力しているのだから認めてもらいたい!
(※2)Jealousy
綺麗になりたい
もてはやされたい
私の努力よ
私讃えて
Jealousy Jealousy
出典: ジェラシー ジェラシー/作詞:つんく Rap作詞:U.M.E.D.Y. 作曲:つんく
ここでは、主人公のありのままの感情がストレートに描かれています。
主人公は嫉妬するだけでなく、きちんと自分磨きをしているのです。
そして、自分は綺麗だという意識を持っているのでしょう。
だからこそ、その努力を周りの人にも認めてもらいたいと思っているのです。
周りの人たちが若い女性に目が行ってしまうのは仕方ないこと。
とはいえ、若い女性ばかりもてはやされている状況は正直面白くないのでしょう。
みんな平等なんてありえないと思っている主人公
「機会均等」の原則なんていうけど神様は不公平
Now, what you hear is not a test
誰かと比べ イラってる
出典: ジェラシー ジェラシー/作詞:つんく Rap作詞:U.M.E.D.Y. 作曲:つんく