『君が僕の犯した罪が1度や2度くらいだと思ってることは分かってる

1度や2度ってことはたぶん100万回くらいって意味だよ

だから戻して、今夜僕を前に戻して

だってもう一度だけセカンドチャンスが欲しいから』

失恋するまでに犯した罪はどのくらいだったのでしょう。

謝りたいことはたくさんあるのに、いざ謝ろうとすると胸が詰まって声にならない。

そんな気持ちも今時間を戻せばもう一度やり直せそうな気がするのかもしれません。

主人公は意を決して謝ることを決めます。

今さら謝っても遅い?

Yeah, is it too late now to say sorry?
'Cause I'm missing more than just your body
Oh, is it too late now to say sorry?
Yeah, I know that I let you down
Is it too late to say I'm sorry now?

出典: Sorry/作詞:JULIA MICHAELS・JUSTIN BIEBER・JUSTIN TRANTER・SONNY MOORE・MICHAEL TUCKER 作曲:JULIA MICHAELS・JUSTIN BIEBER・JUSTIN TRANTER・SONNY MOORE・MICHAEL TUCKER

『今謝ってももう遅い?

だって僕は君の体じゃなくて君自身が恋しいんだから

今謝ってももう遅い?

君を悲しませたのは分かってる

今謝ってももう遅い?』

どうにか彼女とやり直したい。

やり直すためなら何でもする。

欲しいのは君の体じゃなくて君なんだという意味の歌詞から真摯な姿勢が読み取れます。

彼女のことが心の底から好きで、その想いは別れたあとでも変わりません。

でも、別れたあとに謝られても今となってはもう遅いのではないでしょうか。

別れる前にその言葉が口から出てくれば、どうにかなったかもしれないのに。

上手く想いを伝えられなかったどうしようもない男の心情にうずうずします。

素直に謝ることができなかった主人公は、謝罪を続けます。

時間はもう戻らない!?

君にも悪いところはあったよ

I'll take every single piece of the blame if you want me to
But you know that there is no innocent one in this game for two
I'll go, I'll go and then you go, you go out and spill the truth
Can we both say the words and forget this?

出典: Sorry/作詞:JULIA MICHAELS・JUSTIN BIEBER・JUSTIN TRANTER・SONNY MOORE・MICHAEL TUCKER 作曲:JULIA MICHAELS・JUSTIN BIEBER・JUSTIN TRANTER・SONNY MOORE・MICHAEL TUCKER

『君が望むなら 僕は全ての非難を背負うよ

2人にとってこのゲームでどちらも罪がないなんてことないよね

僕は行くよ 僕は行ってそして君も行く 君が出て行き全てを話すんだ

僕たち両方が正直に話したら忘れられるのかな』

しかし主人公には心から一方的に謝罪するつもりはありません。

僕も悪かったけど君にも悪いところがあったよね。

と、相手にも罪があったことを伝えます。

何ともピュアなすねた子供のような表現ですが、この言葉が相手をハッとさせます。

相手も悪いと伝えることで、喧嘩も生まれるかもしれませんが、それこそが彼の望むこと。

喧嘩してでも彼女とつながりを持ちたいという心情が読み取れます。

子供は親に無視されているよりも怒られている方が幸福感が高いといいます。

それはそこに何かしらのつながりがあるから。

それと同じで主人公も、喧嘩もせずに離れているよりも、何か建設的な話がしたいのです。

彼女とどこかでつながっていたいという切ない気持ちが読み取れます。

「Sorry」は彼の精一杯の誠意

一見謝り続ける未練たらしい歌詞のように見えますが、

これを「彼の精一杯の誠意」ととるか「女々しい曲」ととるかはあなた次第です。

人はなかなか正直に謝るということができないもの。

個人的には彼がプライドを捨てて公の場で謝ったことは素晴らしいことだと思います。

この想いは彼女に伝わったのでしょうか?

ジャスティンにはなんとか彼女に想いを伝えたいという気持ちがあったのでしょう。

それを歌にすることは、職権乱用のような気もします。

でもそうすることで、彼自身も気持ちに整理をつけることができたのではないでしょうか。

ひょっとするとセレーナ・ゴメスも彼の真剣な気持ちにもう一度気づいたかもしれませんね。

「Sorry」は、好きな人と別れたときにどうするか考えさせられる作品でした。

ひとは本当に好きな相手には素直になれるものなのでしょうか。

謝らずに終わってしまった相手には、どうにかしてごめんなさいの気持ちを伝えるべきかもしれませんね。

いさぎよい歌詞に感服!

歌詞ではやり直せそうな気がすると綴っていたジャスティン。

歌詞の内容とは裏腹に、ジャスティンは今時を戻してもきっと同じことをするだろう。

と語っています。

時を戻すことはできない。

戻したからといって何も変わらないと思う。

でも、それも全て自分なのだから、全て受け入れて謝るんだ。

そんな気持ちが歌詞から伝わってきて心の的を射抜きます。

犯した罪も全て自分として受け入れる覚悟が彼にはあるのでしょう。

全てを受け入れて謝る。

一見未練たらしい男子のようですが、そのいさぎよい姿勢はやっぱりかっこいいですね。

収録アルバム『Purpose』もおすすめ

セレーナ・ゴメスへ向けた謝罪の気持ちが溢れる「Sorry」。

曲は物議をかもし、一連の騒動に対する謝罪なのでは?などと噂されました。

しかし実際には失恋したセレーナ・ゴメスへの純粋な謝罪の気持ちを歌ったものだったようです。

「Sorry」は、アルバム『Purpose』に収録されています。

幼かったジャスティンが大人になり、ムーディーな雰囲気な曲が詰め込まれています。

大人になったジャスティンの歌声を聴きたい方は、ぜひ聴いて彼の世界に浸ってみてくださいね。

まとめ

「Sorry」は未だ断ち切れないセレーナ・ゴメスへの愛が感じられるムーディーな曲でした。

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Bruno Marsの「Just The Way You Are」をEXILEのATSUSHIがカバーしています。

オリジナルとはまた違った味が出ていますので、チェックしてみましょう。