解けない想いがまだ消えない
解なしの答えが増えていく
無限大に広がっている
あなたへの想いは確かにある
これは何これは何
出典: 恋学者/作詞:竹田昌和 作曲:竹田昌和
1番では恋の存在の証明はできませんでした。
しかし論理立てての恋の証明はできていませんが、胸の中には確かに「あなたへの想い」があります。
この気持ちの正体は一体何なのでしょうか。
恋は存在しないはず、なのにここにある想いは何なのだろう。
学者にとってどんどん謎は深まるばかりです。
様々な視点から挑む恋問題
科学者として
私の最新の発見では
好きとは存在しないのです
何故ならどんなに心を覗いても
確認出来ないからです
出典: 恋学者/作詞:竹田昌和 作曲:竹田昌和
2番ではさらに色んな立ち位置から恋という問題に挑んでいきます。
このパートでは恋の発見を試みる科学者として。
しかしどれほど顕微鏡を覗いてもその存在は確認できませんでした。
恋や「好き」という気持ちは決して目に見えるものではありません。
物理学者として
私の最新の実験では
恋に落ちるなんてありえません
でも胸いっぱいのこの重みは
なんだ?なんだ?なんだ?
出典: 恋学者/作詞:竹田昌和 作曲:竹田昌和
続いては物理学者として問題に迫ります。
実験の結果「恋に落ちる」なんてことは物理学的にありえませんでした。
もちろん「恋に落ちる」というのは物理的な意味ではなく、慣用句です。
真面目な学者は物理的な意味として捉えて実験し、それを否定しました。
しかし胸の中に大きな「重み」を感じています。
「重さ」というのは物理的に存在する物質にかかる重力が生むものです。
またしても学者は恋問題の矛盾にぶち当たってしまいます。
辿り着いた答え
確かにあるあなたへの想い
解けない解けない何もわからない
解なしはどんどん増えていく
無限大に広がっている
あなたへの想いを伝えられる
言葉はきっとある
出典: 恋学者/作詞:竹田昌和 作曲:竹田昌和
学者にとって矛盾だらけの恋問題の謎は深まるばかりです。
恋は存在しないはずなのに、胸の中にある「あなた」への想いはどんどん重くなっていきます。
この想いの正体は何なのだろうか、それを言葉にするために答えを求めて研究は続けていくのです。
答えがないのが恋
恋とは形もなく目に見えない無限大に
広がる証明不可のものと仮定する
僕の感情の中にあるこの気持ちは
0でもあり無限でもある
出典: 恋学者/作詞:竹田昌和 作曲:竹田昌和
恋は割り切れず、目で確認もできず、存在を証明できるものではありません。
だから学者は「恋は存在しない」という答えを出してしまいました。
しかしここで学者は恋は証明不可のものであると仮定します。
恋は証明できないけど存在するもの、そう仮定したのです。
すると学者の抱えていた矛盾は解決します。
胸の中にある「あなた」への想い、そこに感じる「重さ」、その正体は恋だったのです。
目に見えず、観測することのできないその想いは0とも無限ともいえます。
時に冷たく時にあたたかい
時に鋭く時にやさしい
どんな物でも割り切れない正体不明のこの気持ちに
答えはない
よってこの気持ちは恋
出典: 恋学者/作詞:竹田昌和 作曲:竹田昌和