サザンオールスターズ「海」とはどんな曲?
今回はサザンオールスターズの「海」という楽曲を紹介します。
その「海」では、一度聴いただけでは分かりづらい不思議な歌詞が歌われています。
その歌詞ではどうやらちょっとアブない恋愛が描かれているようです。
その歌詞の意味を一緒に紐解いていきましょう!
サザン屈指の名バラード!
バラードを集めたベストアルバム『バラッド2』にも収録されています。
落ち着いたリズムで進行するこの曲は夕方のドライブに最適。
ゆったりとした海の情景が浮かぶ曲となっています。
イントロのエレクトリック・ピアノのフレーズが印象的。
凝ったベースラインも魅力的です。
ライブでも定番の1曲
この「海」はサザンオールスターズのライブでも頻繁に演奏される曲です。
筆者が2013年に行ったライブでも初日の1曲目に披露されていて、とても印象に残っています。
あのイントロが流れ出し、歓声が巻き起こる会場。
今思い出しても心が震えます。
ライブの映像はDVD/Blu-rayにもなっていますので、ぜひご覧になってはいかがでしょうか。
サザンでは珍しい「女性目線」の楽曲
さて、この「海」という楽曲はサザンでは珍しく女性目線で描かれた曲となっています。
女性目線の曲は桑田の妻でキーボード担当の原由子(通称:原坊)の歌唱によるものがほとんど。
具体的には「鎌倉物語」や「シャララ」の原パートなどでしょうか。
どちらにせよ、女性目線の歌詞が桑田ボーカルで歌われることは珍しいのです。
では、なぜ「海」はなぜ女性目線で描かれているのでしょうか。
元々は他のアーティストへの提供曲だった
実はこの「海」、バンド「ジューシィ・フルーツ」への提供曲だったのです。
ジューシィ・フルーツは80年代に活動したニューウェーブバンド。
タイトなビートと浮遊感のあるサウンド、可愛らしいボーカルが特徴です。
代表曲は「ジェニーはご機嫌ななめ」や「夢見るシェルター人形」など。
ジューシィ・フルーツのボーカル、イリアは女性ですから「海」も女性目線の歌詞となったのです。

女性ボーカルだとまた違った印象を受けますね。
「海」の歌詞の意味を徹底解釈してみた
サザンの「海」では、どんな女性目線の歌詞が描かれているのでしょうか。
「海」の歌詞はその雄大なタイトルとはあまりそぐわないような歌詞となっています。
その不思議な歌詞の内容を徹底解釈していきます。