【ぴこぴこ東京 (feat. 眞白桃々)】MV解説
中田ヤスタカのデジタルシングルとしてリリース
フィーチャリングアーティストは眞白桃々
今作のフィーチャリングアーティストは眞白桃々。
彼女は元ローソンクルーでした。
ローソンクルーのための企画「ローソンドリームアーティストオーディション」でグランプリを受賞した経歴の持ち主です。
そのためローソンでは【ぴこぴこ東京 (feat. 眞白桃々)】が一時期ハードリピート。
店内で耳にして心を奪われた方も多いのではないでしょうか。
一度聴くと癖になる中田ヤスタカの中毒性を感じるメロディーラインとゲームサウンドが散りばめられた遊び心満載のアレンジ。
どこかアンニュイでキュートな彼女の歌声で【ぴこぴこ東京】は彩られていきます。
ゲーム世界との巧みな融合
マットでポップな質感で描かれる【ぴこぴこ東京 (feat. 眞白桃々)】のMVの世界。
YouTubeの公式チャンネルから全編視聴することができます。
独特のセンスが光るフォトジェニックなMVを制作したのはアメリカのクリエイターSomehoodlumです。
ゲームの世界で繰り広げられていく三分十五秒のストーリー。
そこにはいったいどんな世界が広がっているのでしょうか。
ポイントとなるのはゲームサウンドと「東京」。
迷い込んだゲーム世界と音楽はリンクしながらMVは展開していきます。
歌詞の内容にも一部触れながら【ぴこぴこ東京 (feat. 眞白桃々)】のMVを覗いていきましょう。
ゲームスタート!
カセットを入れて
MVの冒頭に映るのはゲームボーイに似たレトロな携帯型ゲーム機。
心躍る電子音と共に少しの懐かしさも感じます。
ゲームがはじまるワクワクした気分も呼び起こされるようです。
しかしいまどきなぜこんなレトロなゲーム機で遊ぶのでしょう。
新時代を連想させる「東京」ともほど遠い印象を受けます。
ここにもなにか秘密が隠されているのでしょうか。
そしてここからどんなゲームの世界が幕を開けるのでしょう。
はじまりはゲームセンター
We can anything 秘密の回路
Fuuu 測れない気持ち
恋するときのみんなの気持ち
Boom Boom Boom Boom 響くやつ
出典: ぴこぴこ東京 (feat. 眞白桃々) /作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
懐かしいアーケードゲームが並ぶゲームセンターの店内に登場したカップル。
どことなく見覚えのある二人に感じる気もします。
今日はゲームセンターデートを二人で楽しむのでしょう。
ところが一緒にプレイできるゲームを選ぶのではなく彼女は一人でドライブゲームに着席。
コインを入れて歌詞に付随するように華麗なギアさばきでゲームを進めていきます。
恋をする気持ちは予測不能。
好きだからといっていつでも二人でなにかをしたいと思っているわけではないという姿勢も含まれているのでしょうか。
まずは別々に自分のやりたいゲームをして遊ぶようです。
それを見守っていた彼氏も店内を散策。
一台のアーケードゲームにたどり着きます。
ゲームの世界の中へ
順調にドライブゲームを楽しむ彼女。
ここで異変が起こります。
彼女のアーケードゲームの画面のまわりから流れるように出てきた不思議な緑の電磁波のようなモヤ。
どうやらゲームの演出ではないようです。
ドライブゲームをしていた彼女も、別のゲームに座っていた彼氏も謎の電磁波に吸い込まれてしまいました。