共鳴しあう「頭と心」...
越えろ 越えろ 越えろ 越えろ 逆転必死のハーモニー
吠えろ 吠えろ 吠えろ 吠えろ 急転直下のハーモニー
出典: ゴールデンタイム/作詞:加藤慎一 作曲:加藤慎一
いよいよ、立ちはだかる大きな壁と対峙する主人公。
微かであった火が「炎」となり、燃え上がる瞬間です。
勢いのある言葉で、一心不乱に真っ向から立ち向かおうとしています。
呪文のように何度も繰り返すことで、ある意味マインドコントロールしているのかもしれません。
自分に言い聞かせるように、「頭と心」で共鳴しあっているのでしょう。
その空間でしか鳴り響かない、ありったけの大声と共に全身全霊を投げうちます。
逃げたいという感情。乗り越えたいと強く想う心情。
ありとあらゆる想いが入り交じっているのです。
激しく揺れ動く心を必死に抑え込もうとしています。
誰かに対しての勝ち負けではなく、自分自身と戦っているのです。
「苦痛と弱音」という空間をぶち壊すがごとく、狂喜乱舞ともとれる叫びを繰り返します。
諦めなかった自分をさらに鼓舞し、まだ見ぬ未来を手に掴もうとしているのでしょう。
状況は一変し始めます。
ようやく主人公は、己に打ち克つ術を手中にするのです。
「ゴールデンタイム」で1番に象徴されるフレーズではないでしょうか?
解き放たれる感情
挙げろ 行き場をなくした拳を
時を駆け抜けて燃え尽切るまで
出典: ゴールデンタイム/作詞:加藤慎一 作曲:加藤慎一
苦痛に抗う術を得た主人公。
これまで振りかざすことがなかった、「拳」という名の闘争心を解放させるのです。
まだ見ぬ未来に耐え忍び、渾身の力で乗り切ろうとします。
その結果がどうなろうと、本望だといっているのでしょう。
やりきる覚悟ができた主人公の、確固たる想いが伝わってくるのです。
覚醒ー
吹っ切れた主人公!
1 2 1 2 3 鼓動はいつまでも
1 2 1 2 3 跳ね回る 飛び回る やってきた 時間だ
越えろ 越えろ 越えろ 越えろ
吠えろ 吠えろ 吠えろ 吠えろ
出典: ゴールデンタイム/作詞:加藤慎一 作曲:加藤慎一
もう迷う必要がなくなった主人公。
軽快なリズムを刻み、躍動する姿が目に浮かぶ印象的なフレーズです。
ここから一気に駆け上がります!
燃え盛る炎という「光」に向かい、ただひたすら真っ直ぐに突き進んでいくのです。
仲間にも分かち合う
夢の先も繋げるのさ 負けない気持ちをハートに
君のために華を添えよう 信じろ僕らのハーモニー
出典: ゴールデンタイム/作詞:加藤慎一 作曲:加藤慎一
「光」という着地点を見極めた主人公。
自分の事のみならず、仲間にも「火」を分け与えようとしています。
きっと乗り越えられると信じていれば、予想もつかない結果へと広がってゆく。
僕はその術を手に入れたから、「君」にも教えてあげるよ。
ともに壁をぶち破ろう!と伝えているのです。
叫べー!
上げろ 届くさきっとその声は
時を駆け抜けて燃え尽切るまで
出典: ゴールデンタイム/作詞:加藤慎一 作曲:加藤慎一