2番の歌詞
でもこんなこと口には出せません だって怖いから
追えば貴方が遠くへ行きそうで 少し怖いから
ずっとそこに居てください どうか、どうか、どうか…
出典: 私は貴方がいいのです/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
大好きで大切な人は、1番近くて仲のいい友達。
もし本当の気持ちを伝えれば、相手は離れていってしまうかもしれない。
貴方が自分のことをどう想っているのかわからない以上、その不安はつきものです。
気持ちに応えられないことに気を遣って距離を置かれてしまうかもしれません。
友達だと思っていたと離れていってしまうかもしれません。
もちろん、つき合ったり、特別な存在になりたいというのは本音です。
しかし、貴方は自分にとって失いたくない大切な存在なのです。
そばで貴方の笑顔を見守っていたい。少しでもそばで支えたい。
そのために、自分の気持ちを隠したほうがいいのであれば隠し続ける。
主人公にとって貴方が、好きという気持ち以上にどれだけ大切な存在であるかがわかります。
ひたすらに純粋な恋心に、聴いているだけで胸が苦しくなってしまいそうです。
きっと私はあなたのど真ん中の顔ではないし
その闇全て取り除けるとは思わないけれど
出典: 私は貴方がいいのです/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
私は貴方のタイプの顔ではないだろうし、すべてをわかっているなんて自惚れるつもりもありません。
でも、貴方を愛しく想い、大切に想う気持ちは誰にも負けない。
ダメな部分だってちゃんと自分なりに見てきたつもり。
それでも貴方を選ぶ、この貴方への強い思いだけが、自分が誇れるもの。
恋をしている人にとって、大好きな人は自分に自信や力をくれる存在となってくれることもあるのではないでしょうか。
2番のサビの歌詞
それでもあなたがいいのです その痛みさえ背負いたいと思う
こんな気持ちになれるの貴方が初めてだから
出典: 私は貴方がいいのです/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
貴方の不安や悩みを、私の力で全部解決するなんてことはきっとできません。
でも、その心に寄り添い、痛みを分かち合うことならできる。
たとえば、貴方が悩んでいても話を聞いてあげることしかできないかもしれません。
それでも誰かに話すことで少しでも気持ちが軽くなるのであれば、いつまででもどれだけでも話を聞いてあげたい。
不安なときに、そばにいて少しでも寂しい思いをさせずに支えてあげられる存在になりたい。
こうやって、自分のすべてを捧げられると思えたのは、貴方が初めてなのです。
初めて誰かを好きになる気持ち。
今まで好きになってきた人とは違う、初めての恋。
そういった、いろんな初恋の気持ちが思い浮かぶような歌詞が描かれているのです。
初々しい愛
私はこの歌の歌詞から、ただ恋という気持ちに留まらない、初々しい愛というものを感じました。
ただつき合いたいというだけではない想い。
そばにいたい、笑顔が見たいという温かい恋心。
そして、貴方に寄り添い、支えたいという、恋心の中にある愛が感じられるのです。
だからこそ、この歌は純愛の歌として評価されているのではないでしょうか。
まだ愛というものさえ知らない初恋の日々。
でも、自分でも気づかないうちに貴方のことを大切に想い愛していた。
そんな、初々しく純粋な愛というものを、この歌は教えてくれるのです。
カバーソングとしても人気
想いを伝えられる歌
この曲は、告白の際に想いを伝えてくれる歌としても人気なんです。
この歌を歌うことで、相手に想いを伝え、告白をする。
そんなロマンチックなシチュエーションにも用いられています。
確かに、真っ直ぐに相手を想う純愛を歌ったこの曲は、まさに告白にもぴったりの曲ですね。
なかなか、この溢れる想いをうまく言葉にしきれない。
そんなときに、止まらない想いをこの歌が代わりに全部伝えてくれるような歌詞となっているのです。