アルバムのトラック3番目の楽曲『バカヤロー』のMVは、モノトーンの映像でオオカミが静かに街を歩く姿を撮り下ろした作品。
時折トータス松本の姿がオオカミの姿と重なって映し出されるという手法をとっています。雑踏の中を、オオカミはその流れに逆らうかのように、逆方向に向かって静かに歩くのです。
一匹狼とウルフルズの音楽性を暗示しているのでしょうか。音楽界でも一匹狼。何にも流されない、ただひたすら、己の道を行くというか。孤高の歩みを続けるというか。
オオカミのWolfにウルフルズの「ウルフ」をかけているのは確かです。もちろん、ウルフルズのバンド名はオオカミとは関係ありませんが。
『バカヤロー』動画
アルバム『人生』のリード曲、『バカヤロー』
『バカヤロー』はアルバム『人生』のリード曲。
この曲には、生きていく上で壁にぶち当たったり、挫折したり、思う通りにならないもどかしい思いを抱えても、死ぬまで生きていかなくてはならないというやるせなさが込められています。
思うように行かずにバカヤローと叫びたい衝動に駆られることって、どんな人にもあるのではないでしょうか。
それでも夢を追い掛けて、明日を生きる糧にするほかない・・・・・・まるで自分のことを歌われているような錯覚さえしてきます。
「バカヤロー」と叫びたい衝動!
振り返ってみれば、人生なんてどちらかと言うとつらいことの方が多いかも。声高に「人生のバカヤロー」と誰にでもなく、自分自身に叫んでいるのです。
やはりそこはウルフルズの楽曲ですから、ギター片手に「バカヤロー」とシャウトしたい方はコード譜で是非弾き語りにチャレンジしてください。
遅ればせながら、歌詞をチェック!
夢なんかクソくらえ
胸が張り裂けそうで
なのにワクワクさせられ
時に地団駄を踏み
明日とかふざけんな
いつも自分を疑い
涙ポロポロ泣いて
いつか誰よりも笑う
出典: https://twitter.com/0806702/status/917054694454738944
人生のバカヤロー
夢なんかじゃない
笑いながら 泣きながら
道なき道をゆく
情熱のバカヤロー
怖いものなどない
寝転がって目を閉じた
道はここから
誰もがひとりぼっちで
だけどひとりでは何も
いつも不安を味方に
誰よりも自分のファンでいる
出典: https://twitter.com/twJbIueOUSOiY5V/status/890917261485121536
人生のバカヤロー
抱き合って泣きたい
嬉しくて嬉しくて
肩を叩き合いながら
人間のバカヤロー
運命なんか知るか
どうかおれのそばにいて
いっしょに泣いてくれ
出典: https://www.uta-net.com/song/229606/
まとめ
いかがでしたか? 結成25年を迎えてますます力強いサウンドを届け続けるウルフルズ。メンバー全員が50代に突入した今だからこその境地があります。
5年ものブランクは再び歩きだすための大切な時間だったのだと、今さらながら思えるのです。
アルバム『人生』は、これを手にしたリスナーに向けた応援歌でもあり、「人生とは何ぞや」の問いに答えるアンサーソング集と言えそうです。
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