小田和正「たしかなこと」
本日は小田和正さんの「たしかなこと」をご紹介いたします。
先日の「言葉にできない」に負けないくらい、言葉や人生について考えさせられる楽曲となっております。説明不要の定番曲だからこそ、丁寧に歌詞を見ておきたいところです。ぜひチェックを!
カバー動画でも1000万回再生を超える名曲
VEVOなどの本家が爆速で再生回数を稼いでいる一方で、「歌ってみた」動画などだと競争が激しくやはり再生回数は伸び悩むもの。
しかしこの「たしかなこと」のカバー動画は現在1300万回以上の再生回数を誇るものとなっています。本家の曲が相当人気であることがわかります。そしてこの歌い手さん、相当歌唱力ありますよね。本家に負けないくらいの澄んだ歌声です。素晴らしいことこの上なし。
このほかにも、名だたるアーティストの方々にもカバーされました。クリス・ハートさんにまでカバーされるグローバルな人気度です。
収録アルバム
「たしかなこと」が収録されているアルバムは複数ありますが、代表的なのはアルバム「そうかな」でしょう。
「まっ白」や「大好きな君に」などの名曲も収録されており、何よりジャケットのイラストが可愛らしいですね!
「たしかなこと」の歌詞は?
それでは、「たしかなこと」の歌詞の内容をご覧いただきましょう。
ひとつひとつのフレーズに重みがあり、言葉を丁寧に選んでつくられた歌詞であることがわかります。その丁寧さと繊細さからつくられるわかりやすさも、ロングランのヒットのファクターのひとつだといえましょう。
小さな幸せ
雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で
哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろ
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B09576
哀しいことやネガティブなことに気持ちがとらわれがちで、それゆえ日常のなかのちょっとした幸せに気付くことも難しい。
たしかにニュースは惨状や失敗ばかりをとりあげ、世の中の悲惨さというものが一般的によく語られる傾向にあります。そういった苦しみに目がいきがちで、目の前の日常生活で簡単に得ることができるちょっとした幸せをつかみ損ねてしまいます。
時を越えて愛せるか
時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた 君のために 今何ができるか
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B09576
壮大なスケールの思考です。「時を越えて」というのはイコール「歳をとり、死んでも」ということでしょう。
本気の愛かどうか、頼りになる存在になれるかどうか、そして今君に何をしてあげられるか。思考を重ね、愛する人のために確固たる存在になろうとする姿勢がひしひしと伝わってくるフレーズですね。
「恋は盲目」状態になりがちだからこそ、冷静に自分自身や愛について考えたいものですね。そこで醒めてしまったら、その程度の恋だということですね。
同じ時を生きる
忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B09576