Do AS Infinity
メンバー
Do AS Infinityはボーカル担当の伴都美子(ばんとみこ)とギター兼ボーカルの大渡亮(おおわたりりょう)から成る男女二人組のユニットです。
デビュー前、上京して服飾学校に通っていた伴がスカウトされたことがそもそものきっかけです。
伴のレコーディングに立ち会った大渡でしたが、その時はまだ自分がメンバーの一員になるとは知らされていなかったとか。
Do As Infinityは2002年にベストアルバム「Do The Best」をリリースしており、この出荷枚数がミリオン超えを果たしました。
これにより、第17回日本ゴールドディスク大賞を受賞しています。
Vo.伴はマイペース?
もともと伴はデビュー前に熊本から上京し、服飾の専門学校に通っていました。
専門学生時代にはそのルックスを買われ、雑誌でヘアモデルとしても活躍していました。
その後エイベックス関係者の目に留まり、Do As Infinityのボーカルとして活躍するわけですが、もともと伴はトークが苦手だそう。
顔立ちはキュートですが、声を聴いているとたしかにクールビューティな一面も垣間見えます。
そのような理由から、ユニットとして活動するときにはメインのトーク担当は大渡になっています。伴もテンションが上がってくるとよく喋りますが、クールな姿がスタンダードです。
「夜鷹の夢」
収録アルバム
「夜鷹の夢」はシングルとしてリリースされておらず、アルバムにのみ収録されている楽曲です。
「夜鷹の夢」が収録されている「NEED YOUR LOVE」は2005年2月16日に6枚目のアルバムとして発売されました。
このアルバムには「夜鷹の夢」の他、「楽園」や「For the future」「菜ノ花畑」などが収録されています。
「For the future」は日本テレビ系のスポーツ番組のテーマソング、「楽園」は人気アニメ「犬夜叉」の映画版で主題歌になっています。
あのアニメの主題歌として注目
「夜鷹の夢」は2005年4月から2006年3月まで放送された人気アニメ「ゾイドジェネシス」のオープニングテーマ曲として起用されていました。
玩具メーカーであるタカラトミーのロボットシリーズ「ゾイド」をもとにアニメ化したものです。
いわゆる宇宙ファンタジー系アニメなのですが、その人気ぶりはTVアニメ化だけにとどまらず、漫画、ゲームにまで及んでいます。
このアニメは根強い人気があったこともあり、オープニングテーマとしての「夜鷹の夢」にも自然と注目が集まるようになったのです。
タイトルの夜鷹とは?
夜鷹とはアメリカヨタカを意味する「Nighthawk」(ナイトホーク)のことを指しています。
このナイトホークとは1981年に開発され、世界発の実用的なステルス機として発表されたアメリカ空軍の攻撃機のことでF-117という名称がついています。
主に攻撃機としての役割を持っており、湾岸戦争などの実戦でも使用されています。
F-117は全部で59機存在しましたが、コソボ紛争時に1機撃墜されています。
この時のF-117を操縦していたパイロットがデイル・ゼルコ大尉という人物で、「夜鷹の夢」はそのゼルコ大尉の心情を表した歌詞だと言われています。
F-117は他のステルス機に比べ、ステルス能力の維持に時間を要するため、費用が高くつくと言います。
またF-117よりも高い性能を持つ別機が開発されたこともあり、現在は全機が退役しています。
「夜鷹の夢」は反戦歌?
「夜鷹の夢」の歌詞は銃撃を開始するパイロットのリアルな目線を歌詞で表現しています。
戦争という悪夢では命の尊さや身近な人を奪われる悲しみが封印され、国家の勝利だけを目標に殺戮が行われます。
「夜鷹の夢」の歌詞の中では軍人の任務としてやらなければならないことを淡々と表現した描写と、一人の人間として命を奪うことに苦しむ葛藤が描かれています。
歌詞に迫る!
それでは気になる「夜鷹の夢」の歌詞に筆者の視点から解説していきます。