オリジナルはハングル
日本デビューが登竜門
日本デビューの半年ほど前にリリースされたAOA(エーオーエー)の「ミニスカート」。
曲はそのままで歌詞だけを日本語にして対馬海峡を渡ってきました。
朝鮮半島から仏教を伝えた聖徳太子もAOAと同じような気持ちだったのかもしれません。
何せ聖徳太子も渡来人ですから。
韓国は国土が狭いため国内での成功を足掛かりに日本へ進出する傾向があります。
それはスマホで知られるサムスングループも同様で海外進出を前提に製品が作られています。
こうした潮流はK-POP界も例外ではなく、日本や中国、東南アジアにも出向きます。
人口は五千万弱の大韓民国。
AOAも日本での活躍に期待を寄せてセクシーダンスの特訓を続けたのです。
ヒップダンスがセクシー
いっしょにお尻をフリフリ
MV「ミニスカート」のポイントはセクシーなヒップダンスです(1:05)。
半身になって顔だけをカメラに向けます。
お尻を中心に”くの字型”のポーズを取り、小刻みにフリフリします。
日本のアイドルとは違った振付なので斬新に感じた読者もいるでしょう。
こうしたセクシー路線はK-POP界では一般的です。
日本のフェミニンな顔つきのアイドルと違って大人っぽさを出すのが主流。
そこを敢えて破ったのはCrayon Popの「Bar Bar Bar」でした。
身長も低く、コミカルな動きで子供から大人まで支持を集めて成功を収めました。
ラインダンスで魅せる
少人数のグループが多いK-POPならではのダンス。
AOAは七人で横一列に並びミニスカートを強調させた踊りを披露します。
身近に会えるアイドルとして売り出す戦略のAKBグループとは逆の発想です。
個人個人の顔が見える人数で編成を組み、カメラワークを最大限に生かしています。
グループの数で勝負するK-POPアイドル。
グループによってはメンバーも度々入れ替わっています。
ちょっと見ないうちに知らない顔が加わっていたなんてこともしばしば。
デビュー当時と最盛期でメンバーの半数が違う例もあります。
AOAに限らずユニットの顔ぶれが変化するK-POP界。
人数や顔もしっかりと見ておくと新しい発見があるかもしれませんよ。
ネイルとリップは桃色で統一
セクシーなのはファッションだけじゃない!?
髪型は個性的なAOAのメンバーですが、ネイルとリップはピンクです。
MV「ミニスカート」でアップのシーンがあるので着目してみましょう。
日本人はつけないような鮮烈なピンク色のネイル。
実にセンセーショナルな組み合わせです。
リップもビシッと決めて艶冶(えんや)な姿態を引き立てています。
細かい部分にも気を使うところは優秀なスタイリストの成せる業です。
AOAを目標にファッションを考案するのも楽しいですね。
決して全てを真似する必要はありません。
自分でいいなと感じた部分だけを取り入れていきましょう。
それらが組み合わさることで美しい女性になれますよ。
ヘアスタイルはロングが多数派
あなたはロング派? それともショート派?
金髪、ライトブラウン、ダークブラウンなど髪色は多彩です。
しかし、長さに着眼してみるとロングが多いことに気付くでしょう。
ボブやミディアム、ショートもいる日本人アイドルとは大きな違いです。
AOAに限らず韓国ドラマの女優や一般女性もロング派がメジャーです。
きっとソウルを含む朝鮮半島の気候と関係しているのでしょう。
日本に近いせいか天気も似ていると思いがちな韓国。
実はソウルの冬は北海道と同じくらい冷えます。
そのため辛い料理や韓国焼酎が人気なのです。
女性もショートよりロングの方が後頭部が暖かく感じるのでしょう。