負けないで
負けないでほらそこに
ゴールは近づいてる
どんなに離れてても
心はそばにいるわ
感じてね見つめる瞳
出典: 負けないで/作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎
「負けません!!!」と宣言したくなります!でも人の心は弱いもの。ずっと頑張り続けることはできません。自分の頑張れるペースで前に進みましょう。
というか、無理をしてはどうしても最終的に「負けます」。
「負けないで」というのは他人ではなく自分自身に負けないということですよね。他人を基準にしていたら、いつまでたっても苦しいだけ。
「負けないで」の動画をチェック!
動画もいいよ!
生歌で「負けないで」を聴く!!!
「何も言うことないですね!」といった感想が出るほど、今は亡き坂井泉水の歌う姿を見ることができる動画です。今となっては二度とこの透き通る声を生で聴けないのです。
そう思うと何だか切なくなります。ここまでみんなに求められるシンガーが亡くなってしまったなんて。
この映像を見ていると坂井泉水は幸せそうに見えないです。歌手になりたくてモデルから這い上がって、ミリオンセラーを連発したのにちっとも本人から幸せを感じません。
なぜでしょうか?坂井泉水自身がこれだけ売れても、自分に自信が無かったのかもしれませんし、もっともっと上のレベルの歌手を目指していたのかもしれません。
まだまだ道の途中だと考えていたのでしょうか?でも、あまりにも悲しそうな表情の後ろにある本当の感情を知りたくなります。
そういう星の下に生まれてきたといえばそれまでですが、若くしてガンで亡くなった坂井泉水にもう少し笑顔が出せるような人生を送って欲しかったというのは余計なお世話でしょうか。
「負けないで」とは本当はどんな歌?
「負けないで」は応援曲ですがその裏に隠れている何かがある?
坂井泉水の本当の思いとは!?
「負けないで」はどう捉えても応援歌です。それは間違いないのですが何か引っかかります。というのも坂井泉水の声があまりにも切なすぎるからです。
宇多田ヒカルと同じ「哀しみの声質」を坂井泉水に感じます。思いっきり声を張り上げてもその根底には哀しみが流れているといったら分かりやすいかも知れません。
その声から「幸せ」をまったく感じないのです。これだけCDが売れたらちょっとは傲慢になってもいいと思います(笑)しかし、坂井泉水はそうではありませんでした。
バカ売れしてからもレコーディングには電車で通っていたそうです。確かにテレビなどの露出を抑えていたので電車で通っても気づかれずに問題はなかったかもしれません。
でも、坂井泉水の心の闇を感じてしまいます。当然「幸せになりたい」と本人は思っていたことでしょう。実際にミリオンを達成して歌手としてはこれ以上の成功はないはずです。お金もたくさん入ってきます。
しかし、おそらく「幸せ」をあまり感じていなかったのではないでしょうか。あの哀しい表情が幸せの切望を表しているのでは。
そして「こんなに売れたのにしあわせになれない自分」に戸惑ったのではないでしょうか。
「売れれば幸せになれると想ったのになぜ?」と。
そう思ってしまうのは坂井泉水自身の宿命だったかもしれません。そうして、自分自身を励ますために「負けないで」を作詞したのではないでしょうか。
旅立った坂井泉水の心の安らぎを願わずにはいられません。
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