SMAP24thシングル「ダイナマイト」ってどんな歌?


SMAPシングル歴代5位の売り上げを誇る名曲!

デビュー以来、トップアイドルとして躍進し続けてきたSMAP。デビュー以来、6人のメンバーでファンを魅了してきた彼らに最初の変化があったのが1996年。メンバーの森且行がかねてからの目標だったオートレーサーへの転身を目指して、SMAPを脱退。芸能界から引退することになりました。

新星SMAPとして5人で活動することになったメンバーたちですが、森且行の不在を感じさせないほどパワフルな活動を続けていました。その一つに挙げられたのがこの年から放送が始まった「SMAP×SMAP」。

後に20年以上放送することになったフジテレビの長寿バラエティ番組ですが、この番組の3代目テーマソングとして起用されたのが「ダイナマイト」1997年2月にリリースされたSMAPの24thシングルです

ダイナマイトの作詞作曲は?

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「SHAKE」に続いて森浩美×小森田実のタッグ

前作「SHAKE」同様、「ダイナマイト」も作詞:森浩美、作曲:小森田実のタッグ。森×小森田のコンビではこれが2作目の楽曲ですが、前作「SHAKE」とは少々異なるテイストではありますが、アップテンポなリズムで男女の恋愛を描いています。

ご存知の通り、「ダイナマイト」とはニトログリセリンを主に使う爆薬のこと。キケンなにおいが漂いますが、それをあえて男女の恋愛に用いたところに森浩美の作詞センスがうかがえます。また、SMAPメンバーのセクシーな歌声によってアップテンポでありながらとろけるような恋愛ソングに仕上がっています。

それでは、森浩美の作詞センスが光るダイナマイトのリリックを見ていきましょう。

さっそく歌詞をチェック!

SMAP 『ダイナマイト』収録アルバムまとめ!共感する歌詞にも注目な大ヒットシングル楽曲!の画像

Aメロってどんな感じ?

爆薬のダイナマイトになぞらえて、男女の激しい恋愛アップテンポで魅せるSMAPの「ダイナマイト」。そのAメロはこんな感じで始まっています。

痛いくらいのキスをして 切ないくらいに濡れた声
さっきまでの君から想像できなくて

出典: https://twitter.com/Naka19720818/status/917337734812803072

唇と唇が触れ合うキスが“痛い”という表現に少々驚きますが、それほど激しいキスをするほど情熱的な女性が突然、濡れた声で切なく見える…確かに激しいキスをしていた女性と同一人物とは思えませんよね。ミステリアスな雰囲気をここで醸し出しているといっても過言ではないでしょう。

胸に隠せない情熱 脱ぎ去ったときにはじける
恥ずかしがらなくてもいい愛しておくれwow…

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=59676

キスの下りからもわかりますが、かなり情熱的な女性ということがここで伺えます。しかし、キスやハグを人前でするのは恥ずかしい…という様子でやや抑え目な女性像がここで浮かび上がります。

そんな彼女に対して男性が「恥ずかしがらずに愛し合おうよ」と語っているようにも映りますね。

ではではBメロは?

Aメロ部分を聴くと、二人でいる時は情熱的でも大勢でいるとやや恥ずかしがってしまう女性像が浮かび上がってきますね。そんな中で盛り上がりを見せるのがこのBメロです。

昼はどんな顔で 退屈を飼いならして
従順な瞳 密かに夜を待つよ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=59676

香取慎吾のソロパートとしても知られているこの部分ですが、ここにこそまさに作詞家のセンスが如実に出ているフレーズと言えるでしょう。

人間の状態である「退屈」をまるでペットのように「飼いならす」と言う表現でまとめ、日常的にうまくやり過ごしている様子を見せています。そして二人っきりの時に見せる彼女の瞳を思い、二人っきりになる夜を待つという風につなげています。