「菅田将暉」という才能
20代の俳優の中でも頭ひとつ飛びだしている印象がある菅田将暉(すだ・まさき)さん。
「仮面ライダーW」のフィリップ役でデビューし一躍注目を浴びました。
2013年度の日本アカデミー賞で「共喰い」の演技が評価され、新人俳優賞を受賞。
その3年後には「あゝ、荒野 前篇」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するというばく進ぶりです。
活動は俳優に留まらず、2017年公開の映画「キセキ-あの日のソビト-」の挿入歌でバンドデビュー。
2017年6月にはauのCMソング「見たこともない景色」でソロ歌手としてデビューを果たしました。
俳優業と同時に音楽の世界の面白さにどんどんのめり込んだ菅田さん。
名だたるミュージシャンと親交を重ね、2018年3月21日に1stアルバム「PLAY」が発売されました。
「菅田将暉」という才能が詰まったこの1枚を全曲紹介していきます。
菅田将暉が「PLAY」する
タイトルの意味は?
「PLAY」は日常でもよく使われる言葉です。スポーツ、ゲーム、楽器演奏などなど……。
「PLAY」することで自分が楽しんで、その楽しさをたくさんの人に伝えたい。
菅田さんのそんな願いが込められ、このタイトルになりました。
実はもうひとつ意味があるのですが……。それはこの後の曲紹介の中に出てきます。
ではまず、全曲が紹介されたMVからご覧ください。
「トドメの接吻」で衝撃の……!
1.さよならエレジー
愛が僕に噛みついて 離さないと言うけれど
さみしさのカタチは変わらないみたいだ
舞い上がって行け いつか夜の向こう側
うんざりするほど光れ君の歌
出典: さよならエレジー/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
1曲目は3rdシングルとして発売した山﨑賢人さんの主演ドラマ「トドメの接吻(キス)」の主題歌です。
菅田さんも物語のポイントとなるストリートミュージシャン・春海役で出演していました。
お互いに売れる前から仲が良かった菅田さんと山﨑さん。
その山﨑さんが主演のドラマ主題歌に決まったとき、菅田さんは「面白い!」と素直に思ったそうです。
まさか最終回で山﨑さんとキスすることになるとは思わなかったでしょうけどね。笑
2.いいんだよ、きっと
主人公は不幸なのさ
お姫様はさらわれる
同じヘマを繰り返して
笑われてばかりだけど
いいんだよ、それできっと
そのままでいいんだよ
出典: いいんだよ、きっと/作詞:菅田将暉 作曲:石崎ひゅーい
1曲目、2曲目ともにシンガーソングライター・石崎ひゅーいさんが楽曲を提供。
雑誌で対談したのをきっかけに意気投合し、よく遊ぶようになったとか。
この曲は菅田さんが街で見た男の子を題材に歌詞が書かれ、石崎さんが曲をつけたそうです。
歌の中には「ゲーム」という言葉も出てきます。
それで「お姫様はさらわれる」と聞くとピーチ姫が浮かんでしまいました。笑
何でも上手くいく人生だけが人生じゃない、それでもいいんだよと気持ちを軽くしてくれる歌です。
3.見たこともない景色
日本の風に背中押されて
日本の太陽に未来照らされて
泥臭くていい
かっこ悪くていい
そこから見える景色
同じ景色を見よう
出典: 見たこともない景色/作詞:篠原誠 作曲:飛内将大