「Native Dancer」のMVをチェック!
ブレイク必至の良質バンドとしてフェス好きやらクラブ好きやらの間でじわじわバズっているD.A.N.(ダン)。
「Native Dancer」はCDショップ大賞2017に選ばれた1stアルバム『D.A.N.』の収録曲です。
確かに「D.A.N.ってバンドがスゴイらしい」というウワサは耳にするけど、まだ聴いたことがない。
そんな人もいるかもしれませんね。では何はともあれD.A.N.「Native Dancer」のMVを観てみましょう。
ね!スゴイでしょ。
【MV】闇と光に彩られたグレースケールの夜の街
始まりはアンビエント
ディレクターは映画監督の五十嵐耕平さん(NOVO)。D.A.N.の1stシングル「POOL」のMVも手がけています。
映し出されるのは誰もいない夜の街。駐車場、街灯、電車、ボウリング場、劇場……。
すべてはグレースケールの世界で、闇と光のコントラストが印象的です。
約6分の楽曲ですが、なかなか歌は始まりません。ときおり「ふわふわ」という声がただようだけ。
このままミニマルなアンビエントテクノが永遠に続きそう。
と思いきや、1分半ほど経ったところでおもむろに歌とダンスが始まります。
【MV】ホログラムで浮き上がるコンテンポラリーダンサー
歌が始まったときのMVの映像は真っ暗。そこにぽつんと白く浮かび上がるホログラム。
最初は画質が粗く、まるで包帯ぐるぐる巻きのミイラが登場したかのように見えます。
夜に溶け込む光のダンス
そのうち鮮明になってくるのは、白い服に身を包んだダンサーの栗朱音(くりあかね)さん。
コンテンポラリーダンス、前衛的・実験的な現代舞踊の始まりです。
スローモーションやモーションブラー(残像効果)などのエフェクトもプラス。
半透明のホログラムがさまざまな空間へと浮遊します。
そもそも人間離れしたしなやかなダンスと相まって、光そのものが躍動するかのように夜に溶け込みます。
Native Dancerとは?
「Native」には「その土地の、生まれつきの、天然の、自然の」といった意味があります。
ネイティブアメリカンとはアメリカ先住民のこと。
「Native Dancer」なら生まれついてのダンサー、民族舞踊の踊り手といったところでしょうか。
踊りを光の躍動と拡大解釈すると「生命の根源」を想像させるような意味深なタイトルともいえるでしょう。
サカナクション山口一郎さんも絶賛
D.A.N.の「Native Dancer」と聞いて、サカナクションの「ネイティブダンサー」を連想した人もいるのでは。