サビ
みんなで朝ごはん わたしが作った
いそいで いそいで
でも味わって食べてね
出典: 朝ごはんの歌/作詞:谷山浩子、宮崎吾朗 作曲:谷山浩子
サビといってもド派手なものではありません。
この控えめさが「朝ごはんの歌」の良さであり、「なんだかいいな」と思わせる所以です。
それでも終始優しいメロディは耳に残ります。
みんなの食卓を支えているのは彼女なのでしょうね。
どこか誇らしげな様子が可愛らしいです。
「朝ごはんの歌」2番♪
イントロでは鳥のさえずりが響きました。
2番に入る間奏では自転車の音がよく聞こえます。
途中入るのは赤ちゃんの泣き声でしょうか。
生活感が良く演出されています。
さあ、後半も味わっていきましょう♪
魚はジュウジュウ 脂もジュワジュワ
素手で触ってアッチチ
耳たぶつまんで お水で冷やして
そんなヒマありません
出典: 朝ごはんの歌/作詞:谷山浩子、宮崎吾朗 作曲:谷山浩子
日本人の朝は忙しいです。
お魚もまた和の朝ごはんの王道おかずですね。
焼ける匂いが漂ってくるようです。
脂も適度にのっているようですし美味しそうです。
素手で熱い魚をさわってしまったのは焦りかドジか…。
どちらにしても可愛い料理人さんです。
やけどしたところを耳たぶで冷やすのも、水で冷やすのも昔からある方法です。
水はともかく、耳たぶで冷やすやり方は古典的だとはわかっていても今もついやってしまいますよね。
「朝ごはんの歌」に親近感を持つことができる理由は、こうしたなじみ深い描写の多さにもあります。
キュウリを刻んで小鉢に分けたら
味噌汁に葱パッパパ
お茶碗並べて お箸も配って
支度は上々
出典: 朝ごはんの歌/作詞:谷山浩子、宮崎吾朗 作曲:谷山浩子
魚パートとは一転、手際の良さが伝わってきます。
キュウリを刻む音も盛り込まれていて、心地良いです。
みんなの食器をテーブルに並べます。
その人専用のものがあったりしますよね。
身近な幸せを感じます。
眠そうな顔して みんながそろったら
さぁ沢山めしあがれ
今日も一日がんばろうね
出典: 朝ごはんの歌/作詞:谷山浩子、宮崎吾朗 作曲:谷山浩子
朝ごはんを作るにはみんなよりも早起きしなければなりません。
「今日もがんばろう」
一日のスタートが良いものになるように。
美味しい朝ごはんを食べてもらえるように。
気持ちを込めて彼女が料理していることが伝わってきます。
健気でありながらとても頼もしいパートです。
みんなで朝ごはん わたしが作った
ゆっくり 食べてね
でも遅刻しないでね
出典: 朝ごはんの歌/作詞:谷山浩子、宮崎吾朗 作曲:谷山浩子
味わってほしいけれど、やっぱり、やっぱり朝は忙しい。
少し急ぎながらも朝ごはんを味わう、というのは朝ごはんをきちんと食べる人たちにはよくあるシーン。
朝ごはんの醍醐味といってもいいかもしれません。
この後はサビの繰り返しです。
先ほどよりも急かす言葉が増えていて、時間の経過をあらわしているようにも思えます。
といってもあくまで「急いで」なんて声かけ。
優しさに母性を感じます。
もう家を出る時間なのかもしれません。
朝ごはんを食べて、さあ行ってらっしゃい!
ごく当たり前と思われがちですが、幸せな一シーンが繰り広げられています。
登場する食べ物をまとめてみました
1番
前半後半ともにたくさんの食べ物が登場する「朝ごはんの歌」。
何が登場しているのか、改めてまとめてみます。
1番に登場するのは、ご飯、味噌汁、卵焼き/目玉焼き、豆腐、納豆。
うーん、並べてみると余計にそそられますね。