彼女が女友達を突然呼びだした理由がはっきりします。
今日彼女は、彼に別れを告げてきました。
泣かなかったし、責めなかった。というところからきっとずっと考えていた決断なのでしょう。
彼のした失態(浮気とか?)でこれ以上傷つかないよう彼女は彼と別れることを決意しますが、彼のことは責めませんでした。
彼女はきっと彼のことは、まだ好きなんですよ。
友達の’’えらかったね’’は、やっと決心した彼女への最高の誉め言葉。
彼との状況をよく知ってるからこそ言える言葉。
そんな慰めに、彼女の涙がボロボロとこぼれ落ちます。
’’好きだったのに’’と言った言葉で辛くなって号泣します。
ふと彼女が友達に目を向けると、友達も涙目。
そんな姿を見て、彼女は思わず泣き笑いをしてしまうのです。
’’ちょっとカッコ悪いけど 髪切るならつきあうよ’’
なんて笑っちゃったじゃない
来てくれて良かった
いてくれてよかった
今日はホンと…サンキュ
出典: サンキュ./作詞:吉田美和 作曲:中村正人
髪を切って再出発!
失恋して髪を切って、心機一転するというのが一時流行った頃がありました。
90年代の文化?でしょうかね。
女友達が唐突に、髪を切るんだったら私も一緒に切るよ。と気軽にオファー。
こんな突飛な申し出にも、彼女は吹き出してしまいます。
本当に来てくれてよかった。いてくれてよかった。感謝でいっぱいの気持ちになります。
彼女の友達は、ほんとに彼女想い。どんな慰めの言葉よりも、大丈夫私に任しな!
あんたが髪切るんだったらあたしも切るよ!一緒にわかちあおう!という姿勢が本当の友情ですよね。
「あなた」と呼ぶのは女友達だった
歌詞の解説冒頭で、2通りの解釈の話をしましたが、歌詞の最後まで来ると「あなた」は女友達だったことがお分かりいただけると思います。
この曲リリース当時は、ドリカムは恋愛の曲ばかり発表していたので、ファンの間では失恋した彼女が昔の幼馴染の彼を呼び出して失恋話を聞いてもらった説。
あるいは、彼女はじつはレズ?だった!なんてワイルドな発想のレズ説まで挙がったほどでした。
吉田美和が、この曲をリリースしてから後に雑誌のインタビューで女友達のことを書いた曲だったと言っているところから、正解は女友達との友情がテーマ。
よくよく考えれば、辛い時に支えてくれるのは男性ばかりではありませんよね。
おんなじ立場の女性だから、本当に分かち合える感情や事柄だってあるはず。
彼女の辛い気持ちを察してか、女友達のちょっとピントの外れた行動や言葉が励ましになりました。
女友達同士の素敵な関係をこんな風に表現した楽曲は少ないと思います。さすが吉田美和ですね。
DREAMS COME TRUEの「サンキュ.」歌詞ページ。「サンキュ.」は、作詞:吉田美和、作曲:中村正人。
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