80年代ポップスの女王マドンナ

生き方と存在感がすごい

Madonna【Vogue】歌詞を和訳して意味を徹底解説!美しさと新しい人生を見つける場所とは?の画像

マドンナは、1980年代にデビューしたミュージシャンです。

ある程度の世代の方ならその影響力をよく知っていると思います。

あるいは最近音楽を聴き始めた方にも有名です。

「神よりも有名になる」と宣言し郷里を後にしてニューヨークへ移りました。

メンタルが非常に強い女性です。

そのためか80年代当時特に女性に人気がありました。

当時から現在に至るまでカリスマ的な人気アーティストとなっています。

人気アーティストの中には誹謗中傷に心を痛めてしまう人もいます。

しかしながら、マドンナにおいてはそういう話を聞きません。

実際に神と同じくらいには有名になり、常に強い女性という印象を受けます。

常に女性のあこがれの対象だったのです。

『Vogue』はどんな曲だった?

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マドンナは80年代後半に『Like a Prayer』というアルバムを発表しました。

これも非常にヒットしたアルバムです。

しかしこのアルバムからの4曲目のシングルはあまりヒットしませんでした。

それを受けて制作した新曲が『Vogue』です。

1990年に発売されたサウンドトラック『I’m Breathless』の1stシングルとして発売されています。

ヴォーギングといわれるダンスを披露したMVとともに話題となりました。

このダンスは手の動きに特徴があり、本楽曲のヒットとともにブレイク。

ライブでも非常に映えるダンスです。

ファッション雑誌『ヴォーグ』

ポーズをとって!

Strike a pose
Strike a pose
(Vogue)
(Vogue)

出典: Vogue/作詞:Madonna, Shep Pettibone 作曲: Madonna, Shep Pettibone

まず、「ポーズをとって」と歌います。

「Vogue」というファッション雑誌がありますね。

ヴォーギングというダンスも、雑誌「Vogue」に似ていることから名づけられたものです。

したがって、ファッション雑誌の表紙のモデルのような人を意識していることがわかります。

ちなみにポーズを「とる」という英語は「take」などではなく「strike」です。

辛い人生の痛み

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Look around, everywhere you turn is heartache
It’s everywhere that you go (Look around)
You try everything you can escape
The pain of life that you know(Life that you know)

出典: Vogue/作詞:Madonna, Shep Pettibone 作曲: Madonna, Shep Pettibone

日本語訳です。

痛みについて歌われます。

まわりを見てみればどこも心を痛めるような光景
どこへ行ってもね(見回してみて)
人生の痛みから逃げようと
どんなことだってする

出典: Vogue/作詞:Madonna, Shep Pettibone 作曲: Madonna, Shep Pettibone

マドンナは若くしてスターになったときから強い女性のイメージがありました。

しかしこのフレーズは弱音を吐いているようでもあります。

実はマドンナが5歳のときに実母が亡くなりました。

継母とは確執があったようです。

5歳の少女が母親とうまくいかない場合にどんな気持ちになるかは想像に難くないでしょう。

そのことが原因で、家を出たのかもしれません。

またそのためにスターになることに異常に固執したとみることもできるでしょう。

人生の痛みから逃げようとどんなことでもする、という表現に現れているのかもしれません。

女性の心は本来なら優しく弱いものです。

強さを求めるのは寂しさの裏返しなのかもしれません。

そうするとマドンナに対する見方も変わってきます。

人生の辛さを忘れさせてくれるのはこんな生き方

When all else fails and you long to be
Something better than you are today
I know a place where you can get away
It’s called a dance floor, and here’s what it’s for, so

出典: Vogue/作詞:Madonna, Shep Pettibone 作曲: Madonna, Shep Pettibone

日本語訳です。

誰もが人生において持つ感情を歌います。