Blizzard Oh! Blizzard
急げ心よ
もっとあなたの近くへいくわ
軽いバウンド
ギャップを飛び越え
ゴーグルの雪結晶にかわる

出典: BLIZZARD/作詞:松任谷由実 作曲:松任谷由実

映画「私をスキーへ連れてって」をご覧になった方は、お分かりだと思いますが、原田知世扮する主人公のOL池上優と恋人となる三上博史演じる矢野文雄とは年の差カップル。

スキー用品を扱う商社で働く矢野は、会社では冴えない商社マン。しかしひとたびスキーを履いてゲレンデに出ると人が豹変したように名スキーヤーに早変わり。

このブリザードでは、そんな冴えない彼がスキーで魅せるスポーツ能力に魅了される彼女のシチュエーションとかぶることろがあります。

会社ではうだつの上がらない矢野は実は、すごい能力をもった実直で素敵な男性。

スキーでゴールを目指すことが、まるで彼女の気持ちがどんどん彼に近づいていくようなリンクを感じさせる歌詞です。

「BLIZZARD」コード譜紹介

 Em7 Em7onA Bm7
Blizzard Oh! Blizzard
Em7 F#7 Bm7 B7
包め 世界 を
Em7 Em7onA Bm7 Em7 Em7onA D
尾根も谷間も      白く   煙ら せ

出典: BLIZZARD/作詞:松任谷由実 作曲:松任谷由実

ユーミンの楽曲のコード進行はごくオーソドックス。

JAZZやボサノバなどでよく聞かれる耳に心地の良いサウンドが特徴です。

ベースがメロディラインに合わせて進行するのも、これも定番。

Em7から次のコードがAになって次のBm7にスムーズにトランジションするようにブリッジとして使用するテクニックも王道の王道。

Bm7  F#7onA# BmonA  Em7 A7  Dm7
激しく 舞い    跳ぶ  妖精   たち が
Bm7  Am7 D7 Gm7 Em7  Em7onA
前を  ゆく  あ なたの姿かき消す
 G  A  Bm7 G  A  Bm7
ストックに 付けた鈴の 音だけが
 G  A Bm7 Bm7onA  Em7 A7  D
二人を 導く   の     音の無い  国

出典: BLIZZARD/作詞:松任谷由実 作曲:松任谷由実

1小節にコードが2つ。これも基本的には非常に一般的なコード進行。

最初の3つのコードは半音ずつ進行する感じで、聴いただけでは微妙な違いしか感じられませんが、これが全体の雰囲気を作り出します。

大きくジャンプするのではなく、近隣のコードで進行すると曲調は密集した感じになります。

これが、解離に広がった時に大きく曲調が変わったように変化するため、ダイナミックな効果が出るのが特徴です。

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最後に

【BLIZZARD/松任谷由実】描いたのはブリザードのような冬の恋?!歌詞の意味とは!コード譜も掲載の画像

ユーミンの曲は、シンプルだけどどこかポップなイメージのある80年代90年代の日本の音楽シーンを代表する音楽と言えるでしょう。

ポップミュージックの歌詞が比喩的でもっとポエティックだった時代から、完全な口語が歌詞に現れるまでの第一変換期を象徴しているのが松任谷由実の特徴ですね。

とってもキャッチ―で、ストーリー性が色濃く出たユーミンの「BLIZZARD」いかがでしたか?

80年代90年前半を懐かしく感じる方は、初々しさの残る原田知世主演の「私をスキーに連れてって」の劇中の「BLIZZARD」も懐かしみながら是非お楽しみください。

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