切ない想いがつまったバラード

『UNSPEAKABLE』ってどんな曲

さて、今回はEvery Little Thingの『UNSPEAKABLE』について紹介をさせて頂きたいと思います。

この曲は、2002年に、Every Little Thingの22枚目のシングル(マキシシングルとして)『UNTITLED 4 Ballads』の1曲目として発表された曲です。

耳にされた方も多いことでしょう。

久しぶりに聞くと、あの頃のことが思い出されるような、そんな懐かしい感情を呼び起こすような、ゆったりとしたメロディのバラードです。

タイトルにもあるようにPVを紹介したいと思いますが、見つからずこちらで紹介することができませんことを、お詫び申し上げます。

誰に向けた歌なの?

曲調からしても切なさを感じる曲調で、バラードであることは間違いなさそうですが、この曲は誰に向けた歌なのでしょうか??

恋人であると感じられる方がほとんどでしょう。

女性から男性へ向けた歌で間違いはないかと思いますが、その関係性などをもうちょっと詳しく、歌詞を紐解きながら見ていきたいと思います。

歌詞の意味を読み取ってみよう

言い出せない切ない想い

当たり前だった
君とふたり
そばに居る
鈍(にぶ)くなってゆく
想いが怖くて
知らぬフリをして

出典: UNSPEAKABLE/作詞:持田香織 作曲:菊池一仁

この歌詞から読み取れることを個人的な観点からにはなりますが、ご紹介させて頂きましょう。

この歌詞に出てくる二人の関係性とは一体どういったものなのでしょうか。

恐らく、この二人は割と長く交際しているのでしょう。そんな中で、新鮮さがなくなってきて、ドキドキするような、そんな感覚が時間とともに鈍くなってきたのではないでしょうか。

でも、それを口にするのも怖くて、所謂マンネリ化を認めてしまうのが怖くて、何もできないもどかしい気持ちを歌った部分なのではないかと思います。

付き合っていれば、時間の経過とともに、マンネリ化してしまうのは否めないことかと思います。

当事者としてはそれに悩んだり自分が大事にされていないような気持ちがして不安になったりするのが女心というものなのかもしれませんね。

不安で切ない気持ち

淋(さび)しさから
逃げたくって
離れるコト考えた
あと一歩が
踏み出せなかった

ずっと一緒だよ と
揃(そろ)いで買った 指環
あの頃と変わらず
輝(かが)いてた

出典: UNSPEAKABLE/作詞:持田香織 作曲:菊池一仁

続いてはこちらの歌詞を抜粋して見ていきたいと思います。

どうですか?この部分めちゃくちゃ切ないと思いませんか??

きっと、恋する女子はこの部分に強く共感するんじゃないでしょうか?

不安で淋しい想いをするくらいなら、距離を置こうかな?

辛い恋愛なんて幸せじゃないって思ったりすることは、恋愛をしていると一度や二度は感じたことがあるのではないでしょうか。

でも、できないのが、女の性

そうできるくらいなら、いくらか楽なのになぁ、と思われた経験ありませんか?

この歌詞はまさにそんなことを言っているのでしょう。

つまり、物凄くラブラブといった状態ではなくて、時間の経過とともに、マンネリ化してしまい、彼からの扱いが昔と今では違ってきたといった感じではないかなと思います。

そのラブラブだった過去を物語るかのように、指環のエピソードが出てくるあたりが、なんとも絶妙なタイミングですよね。

お揃いのペアリングは、昔と変わらず輝いているという歌詞から、気持ちも色褪せず変わっていないということを再認識したということを婉曲的に言っているのではないのかなと解釈します。

心をつなぎとめるものとは?

出逢えた喜びを
愛してゆく意味を
あふれる優しさで
伝えて欲しい

言葉じゃ足りない
想いだけが
心をつなぎとめる

出典: UNSPEAKABLE/作詞:持田香織 作曲:菊池一仁

続いては、この歌詞の部分。

サビの部分で、強い想いがこめられているように感じます。

まずは、出逢えたこと。その奇跡のような出来事を幸せだとかみしめよう。

そして、相手を想い愛し合えること。

改めてその気持ちに気づけたということなのでしょうか。

大切な誰かを想うその気持ちは、言葉では言い表すことができない。

それ以上に尊いもので、そんな想いが二人の心をつなぎとめるということなのでしょう。

タイトル『UNSPEAKABLE』の意味