Nagie Lane「愛以外に用はない」
注目の次世代アカペラグループNagie Lane
アカペラシーンの次世代アーティストとして注目を浴びるアカペラグループNagie Lane(ナギーレーン)。
楽器を使わずに声だけでオシャレなネオシティポップサウンドを作り上げてしまう注目のグループです。
グループ結成は2018年、フジテレビ系列『ハモネプ2019』に出場を果たしています。
ボイスパーカッション担当のbarattiはサウンドプロデュースも行っています。
baratti、女性ボーカルrei、mayu、mikakoの4人体制で活動を続けてきました。
2021年、メジャーデビューに伴いシンガーソングライターのkeiji、ベース担当のeuroの2人が加入。
6人体制となり、さらに厚みのあるサウンド表現を実現しています。
楽曲「愛以外に用はない」には大人の恋の切なさが凝縮
楽曲「愛以外に用はない」は、2021年9月22日発売のメジャーデビューアルバム「Interview」収録曲です。
2021年7月21日にアルバムからの先行シングルとして配信リリースされています。
彼らのサウンドは、アカペラグループということを忘れてしまうぐらい多彩でユニークな表現に満ちています。
心を優しく溶かしてくれるような感覚を覚える洗練された音を、ぜひ味わって聴いてみてください。
「愛以外に用はない」では、都会に生きる1人の女性が抱えるどうしようもなく愛を求める本音が歌われています。
夜の都会の街をNagie Laneがクールに闊歩するMVもぜひご覧になってみてください。
歌詞の意味の解釈をこの記事ではお伝えしていきます。
愛で満たされたい空っぽの夜
空っぽの夜を満たして
愛以外に用はない
モノクロの心染めて
出典: 愛以外に用はない/作詞:ame 作曲:baratti,keiji
曲は印象的な都会的な洗練さに満ちたサビから始まります。
憂いがあってしっとりとした落ち着きが感じられるサウンドから、切ない恋心が感じられます。
孤独な心寂しい夜を過ごす主人公。
モノクロというのは単色、1つの色という意味があります。
一般的には白黒で表現される写真や画像のことを指します。
ここでは、1人で他の色とまじわらない自分の孤独な心のことが示されているのです。
この虚無感に溢れた夜に色を添えてくれるのは愛しかないように思っています。
愛があれば、この満たされない無意味な夜も満たされて幸せになれる。
そんな心細さが感じられる冒頭の場面です。
あなたとの縁に意味はあると信じて
夜景を眺めながらあなたと過ごしている
まだ知らない仕草を
ほろ酔いの中に見る
並んで眺める夜景は
なんて魅惑の表情
出典: 愛以外に用はない/作詞:ame 作曲:baratti,keiji
この歌の主人公である語り手は、夜景が見える場所に誰かといます。
ほろ酔いということは、レストランかバーなどでお酒を飲んでいるのでしょう。
この楽曲もシュワっと泡立つスパークリングワインのように洗練された印象です。
物憂げな大人のシティサウンドが主人公は都会のビジネスウーマンではないかと連想させます。
日中忙しく働いた後、綺麗な夜景が見えるバーに意中の男性といるのかもしれません。
カウンター席から見える眺めは、とても綺麗で理性を失わせるほどです。
お酒を飲んでいることでよりうっとりとするような空気感が感じられます。