「grilletto」から感じるGARNiDELiAの志の高さ
今回は2014年7月30日にリリースされたGARNiDELiA(以下ガルニデ)の2ndシングル「girilletto」を紹介します。
アニメ「魔法科高校の劣等生」の後期OPとして制作されたこの曲。
楽曲に込められたのは、この物語の主人公の心理描写だとのことです。
歌詞には同アニメの主人公である司波達也自身の心の葛藤と彼が崖っぷちから這い上がる様子が反映されているが、後者については自分達とも重ね合わせているという。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Grilletto
ガルニデの2人は、崖っぷちから這い上がるという部分が自分たちの境遇と重なったと語っています。
そうは言っても、メイリアはボーカルグループの一員としてや、ソロ名義でのリリース経験もある実力派。
tokuは数多くのメジャーアーティストに楽曲提供をして来たという実績があります。
この2人を目の当たりにして「崖っぷち」という言葉が似つかわしくないと思う方も少なくないでしょう。
この意味を納得させるのがtokuの「長い間芽が出なくて悔しい思いをした」という言葉。
2人は音楽業界での経験こそ長いものの、なかなか一線で活躍するアーティストと呼べるまでには至らなかったのでしょう。
音楽を仕事にすることだけでも相当に厳しいもの。このことからは2人の志の高さを感じさせられますね。
今や海外30公演も達成してしまうその勢いを支えているのは、2人のハングリー精神に他ならないでしょう。
アニメ「魔法科高校の劣等生」について
男心をくすぐるストーリー
『魔法科高校の劣等生』(まほうかこうこうのれっとうせい、The Irregular at Magic High School)は、佐島勤による日本のライトノベル。体系化された魔法を扱う職業「魔法師」を養成する架空の教育機関「魔法科高校」を舞台とした学園バトルアクション。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/魔法科高校の劣等生
かつて「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力が「魔法」という名前で体系化され、強力な魔法技能師は国の力と見なされるようになった。魔法技能師養成のための国策高等学校の一つ、国立魔法大学付属第一高校に、エリートとして将来を約束された「一科生」の妹と、その補欠である「二科生」の兄が入学した時から、卒業するまでの物語である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/魔法科高校の劣等生
妹に劣る兄という想像するのも苦しい立場の主人公。
そこから這い上がっていくそのメンタリティは、まさに少年漫画の王道とも言える胸躍る展開です。
しかし、このアニメはそれらとは明らかに一線を画す要素を持っていました。
ご都合主義はタブー
作者は敵が運良く見逃してくれたり「潜在能力が覚醒した」などのご都合展開をタブーとし、最初に設定したことから逸脱しないよう心がけているという。その御都合主義のタブーを踏まえ、「幸運に頼らず自分の力でトラブルを踏み越えていく現実的な物語」を綴りたいと語っている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/魔法科高校の劣等生
少年漫画の王道で行けば、主人公は最初は弱くても高い潜在能力を持っているパターンがほとんどです。
それに対してこの作品はある意味現実的。
主人公は正真正銘、劣等生でしかないのです。
このポリシーを貫いた上で物語がどう展開されるのかが見どころになりますね!
限定生産盤はアニメ仕様
「grilletto」の期間限定生産盤は主人公兄妹をジャケットに描いたアニメ仕様で発売されました。
おまけにアニメのオリジナル映像が収録されたDVDまで同梱されるという徹底ぶり。
それだけアニメの人気が高かったことを垣間見せます。
作品の人気度合いには、タイアップ曲を作るアーティストも腕が鳴るといったところでしょうね!