安室奈美恵 のアルバム「SWEET 19 BLUES」を小室哲哉が手掛ける！歌詞ページあり

安室奈美恵さんの「SWEET 19 BLUES」は1996年に発売された2枚目のアルバム。当時もうすぐ19歳を迎える安室さんにちなんで19曲収録されています。

100万枚追加プレスするごとに、ジャケットを変えるという斬新なプロモーション方法も当時話題を呼び、ファンの中では計4種となったアルバムを全部購入した方も多くいたようです。

このアルバムの売れ行きは当時メガヒットを記録。オリコンチャート2週連続週間1位、1996年間度年間2位、 歴代アルバムランキング13位にランクイン。さらに、 日本レコード協会では「トリプルミリオン」と呼ばれるゴールドディスクを3回獲得しています。

またこのアルバムには「Body Feels EXIT」「Chase the Chance」「Don't wanna cry」「You're my sunshine」「SWEET 19 BLUES」といったヒットシングル曲が多く収録されています。

同時期に行ったライブも伝説的となっています。女性アーティストでは史上最年少記録（当時18歳）でのスタジアム公演として、地元の沖縄（宜野湾市海浜公演野外劇場）と千葉マリンスタジアムでのライブを成功させています。

千葉で行われたライブビデオ「NAMIE AMURO FIRST ANNIVERSARY」は16万本の売り上げを記録し、1997年オリコン年間VIDEOセールスで2位にランクイン、第11回「日本ゴールドディスク大賞」で、ミュージック・ビデオ賞も受賞しました。

アルバム「SWEET 19 BLUES」が1996年7月に発売され、その翌月8月に同名曲「SWEET 19 BLUES」が安室さんの7枚目のシングルとして発売されました。

カップリング曲も同じくアルバムからのリカットされた「Joy」という曲。「Joy」は、m.c.A・T（富樫明生）とのデュエット曲となっています。

また、2008年に歌手の加藤ミリヤさんが「19 Memories」としてこの「SWEET 19 BLUES」をサンプリングした曲を発表しています。

このシングルも大ヒットを記録。オリコンチャートでは週間2位、1996年度年間64位にランクインしました。また、日本レコード協会のゴールドディスク、プラチナディスクも獲得しています。 

この曲の歌詞には安室さんは特別な思いがあるようです。

当時、楽曲制作にあたって小室哲哉さんと話し合い、自分の正直な心境を打ち明けた安室さん。その思いがこの曲の歌詞となっています。

先にご紹介したスタジアムライブでは小室さんがゲスト出演しキーボードで伴奏を担当。「誰も見たことのない顔　誰かに見せるかも知れない」のフレーズでは感極まって安室さんは涙を見せ、多くのファンも涙を流したそうです。

小室哲哉さんは歌詞を考えるにあたり「昔でも将来でも使える普遍的な言葉」を意識したそう。例えば当時若者の間で流行していた「ポケベル」も「ベル」と言い換えています。

やらなければいけないことから逃げて街をさまよっている様子が歌われています。

何をするでもなく街をさまよい、向き合わなければいけないことから逃げる。同じ経験があったり、そんな気持ちになったことがある方もいるのではないでしょうか。

自分から誰かに会いに行くほどの元気もない。でも、誰かと話していたい。そんな移ろう複雑な心境がつづられていますね。