アニメ「世紀末オカルト学院」の主題歌
世紀末オカルト学院って?
2010年に放送されたアニメ作品。
その名の通りオカルトをテーマとしたアニメで、オカルトファンの間では名高いオカルト関連雑誌「ムー」の監修を受けています。
漫画版も刊行されており、その魅力にハマる人が続出したのだそうです。
ストーリー
世は世紀末、つまり1999年。私立ヴァルトシュタイン学院では、学長と生徒たちがオカルト研究に明け暮れていました。
学校内では怪奇現象もよく起こるので、周囲からは「オカルト学院」と呼ばれています。
ところが7月のある日、学長が急死します。
学長の娘、神代マヤは大のオカルト嫌い。学校を廃校へ導こうとあの手この手を尽します。
そんな中、マヤは空から全裸で降臨した内田文明と出会います。彼は宇宙人の侵略によって滅亡しかけた2012年からやってきた超能力者でした。
やがてマヤは父の手帳に記されたノストラダムスの大予言を回避する「ノストラダムスの鍵」と、それを探させまいとする勢力について知ることに。
父の死の真相を知ったマヤは、未来を変えるため「ノストラダムスの鍵」を探す文明とともに、パートナーとして数々の怪奇現象に立ち向かうことにします。
そして数々の怪奇現象を解決した二人は、それが黒魔女の美風の仕業であることを突き止めます。
白魔術師である教頭の千尋の助力もあり、二人は美風をなんとか倒すことに成功するのですが…!?
タイトルの意味は!?
オカルト界では定番の「フライング・ヒューマノイド」。これは、直訳すると「空飛ぶ人型」という意味です。
その名の通り、空を飛んでいる人間のような形をした何かであり、特にメキシコで目撃されることが多いそうです。
ではなぜこんなタイトルになったのか?それは中川翔子さんの名前に秘密がありました。
中川翔子の「翔子」を英語にすると、「翔→飛ぶ→フライング」、「子→ヒト→ヒューマノイド」となります。
というのは公式の発表ではなく、出演者が後付けした意味なんだそうですが。
それにしてはオカルト要素をしっかりおさえつつ歌手の名前にかぶせてくるよくできたタイトルですよね。
アニバーサリーシングル
歌詞を徹底解釈!
悩まずにいられるのにな
十年先の未来が見える魔法があったらな…
見上げた空
追いかけ続ける程 逃げてく世界の中で
悩まずいられるのにな
時を切り裂くような速さで
駆け抜けてく 流されてく
空に揺られながら
出典: フライングヒューマノイド/作詞:松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ
未来が見える魔法があったら、皆さんは何をしますか?
大切な人との時間を過ごす人、失敗をしないように備える人、いずれ起こる悲劇を回避しようとする人…
様々にあると思いますが、それでもやはり悩みは消えることはないのだと思います。
未来は常に書き換わっていて、自分の行動一つで避けられる悲しみもあるでしょう。
けれど、悩むことはきっとなくならないのだと思います。
生きることは選択の連続で、選択するたびに悩みが増えるのです。
それこそが生きている証なのではないでしょうか。
今 始まろうとしてんだ
僕らは飛び立とうとしてんだ
さんざん見た未来地図と
折れた翼広げ 広げ
今 始まろうとしてんだ
誰か呼ぶ声がする
暁を染めて 染めて
出典: フライングヒューマノイド/作詞:松隈ケンタ 作曲:松隈ケンタ