得体の知れない寂しさ、悲しさにこんなに振り回されるなんて、馬鹿馬鹿しい

馬鹿馬鹿しくておかしくなるよ
悲しいから側にいて
夕日を見上げて
どうしようもなくなっていた
くだらないだろ?

出典: くだらない/作詞:ナガマツシンタロウ 作曲:ヤマグチユウモリ

得体の知れない一人じゃないのに独りぼっちで彷徨っているような孤独に振り回されている自分を俯瞰して馬鹿馬鹿しいと言っている歌詞

それでも誰かにそばに居て欲しいと思う感情を捨て去ることも、誰かが誰なのか見つけ出すこともできない。

そんな時に夕日を見るとまた言葉にもできないような感情が湧き上がってきて。

解釈の幅をもたせた歌詞であることもあり、なんだかわかるという人も多いのではないでしょうか。

寂しいという感情は、思った以上に人間にとってとても大きなものですよね。

そして、そう簡単に解決することができない、厄介な代物でもありますね。

複雑すぎる世の中で、分からないことは、分からないままでいいときもある

愛に飢えたら 二人きりになろう
革命は今、どこで起こっているか
俺達には分からない

破滅こそ 色鮮やかで
光る革命のLoser

出典: くだらない/作詞:ナガマツシンタロウ 作曲:ヤマグチユウモリ

一歩が踏み出せず、ずっと孤独だったこの曲の一人称である「俺」。

それは誰かにそばに居て欲しいのに、その誰かが誰なのか見つけきれて居なかったから。

それでも、分からないことは分からないままでいいと振り切った「俺」は、例えその先に「破滅」があるとしても、誰かと向き合うことを決めたようですね。

同じサビの歌詞ですが、後に続く歌詞によってこのように意味が変わって解釈することもできますね。

そんな手探りで諸刃の「愛」ほど、鮮やかで眩しいもの。

そうやって感情的に行動を起こすことは革命を起こすことで破滅へと突き進んでいく英雄のように、敗者への道なのかも知れない。

一歩踏み出すことを決めた「俺」はどうなったのか...気になる歌詞ですね。

おわりに

いかがでしたか?

SIX LOUNGEの「くだらない」は、くだらない、でもくだらないと受け流すこともできない現代人の感情を描いた歌詞。

そのように筆者は解釈させていただきました。

その感情とは、孤独、そして、愛を求める気持ち。

誰とでも繋がれる時代だからこそ、そこから隔絶された「二人きり」を求めてしまう気持ち。

共感できる部分が多い歌詞でした。

皆さんも次に聴くときは自分だったらどう解釈するか考えながら聴いてみてはいかがでしょうか。

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