ゲリラライブで撮影されたMV

ゲストボーカルはあの人!

Ken Yokoyama【Brand New Cadillac】MVから名曲カバーの魅力を探る!の画像

セルフコンピレーションアルバム「Songs Of The Living Dead」に収録された「Brand New Cadillac」

ゲストボーカルにThe Birthdayのチバユウスケが参加しています。

未発表曲、コンピレーションに提供した曲やライブのみで披露された曲などのレア楽曲を集めたこのアルバム

「Brand New Cadillac」も元は他のバンドカバー曲

カバーを横山健とチバユウスケが彩るなんとも豪華な作品です。

今までにないKen Bandを見る事ができます!

お揃いの革ジャンが渋い!

こちらのMVも普段とは様子が違います

ライブMVを撮ったようですね。場所は横浜

ステージは仮設のようです。 道行く人々が足を止めてライブを見ています。

見てわかるように、ゲリラライブを行って撮影されたMVなのです。

ライブハウスでもない、小さな仮のステージでよくライブを遂行できたなと思います。

お客さんも、普段ライブに通うようなキッズはいません。

こんなにいつもと違う環境でのライブなのに、めちゃくちゃかっこいい…! バンドの魅力をより際立たせています。

ライブの日程も公開されていなかったのでしょう。

たまたまライブに遭遇した人が本当に羨ましいです。

メインはチバユウスケ!

ヴォーカルはどちら?

Ken Yokoyama【Brand New Cadillac】MVから名曲カバーの魅力を探る!の画像

メンバー全員が革ジャンを身にまとい、その演出はまさにロックンロール!

1990年代、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTとハイスタンダードが現役だった時は考えられないコラボです。

演奏中、横山健はほぼ歌っておらずチバユウスケの横でギターを奏でます。

完全にヴォーカルを立てる役に回ったようです。

もしかして、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのギタリストであった故アベフトシの代役を演じたのではないでしょうか。

まさに彼のためのカバー曲とも言えます。

チバユウスケがブルースハープを吹くシーンも登場。

今回の楽曲演出として盛り込まれたのでしょう。

ブルースハープはThe Birthdayではお馴染みの音色です。

そのままカバーするのではなく、アーティストの良さを盛り込んで、さらに新しい楽曲にアレンジしています。

これこそカバーの醍醐味です!

元は誰の曲?

イギリスのロックスター

もともとはイギリスのロックバンドヴィンス・テイラー1959年に発表した楽曲です。

革ジャンにリーゼントスタイルが主流であった当時。

その頃からステージでは激しい演奏を繰り広げ、破滅型ロックスターと呼ばれたほど。

なんとビートルズが出てくる前の時代です。ずいぶん前からロックは存在していたのですね。

今でもこのスタイルを受け継いでいるアーティストは多いです。それほど多くの人々に影響を与えたのでしょう。

ちなみに、元の「Brand New Cadillac」はロックというよりもどちらかというとロカビリー調です。

ヴィンス・テイラーにはどのようなルーツがあるのでしょうか?

そのファッションや音楽性からロカビリー代表歌手のエルヴィス・プレスリーに影響を受けていた事がわかります。

パンクバンド、ザ・クラッシュ

アレンジ少なめのロカビリー

さらに、その後はイギリスのパンクバンドザ・クラッシュが同曲をカバーしています。

Ken Yokoyamaは以前にもザ・クラッシュの楽曲「Pressure Drop」をカバーしています。

今回もザ・クラッシュからヒントを得て選曲したのではないでしょうか。

ザ・クラッシュの代表的なアルバム「ロンドン・コーリング」の2曲目に収録されています。

名盤と呼ばれる「ロンドン・コーリング」ですが、これは一般的に商業音楽として成功したという意味で名盤と言われています。

そう、パンクだけではなくレゲエ、ハードロック、ポップパンクなど、幅広い音楽性を盛り込んだのです。

その中でも少し毛色が異なる楽曲がこちらの「Brand New Cadillac」。

おそらく様々なジャンルを盛り込もうとして、かっこいいロカビリーの楽曲であるこちらをピックアップしたのでしょう。

曲の内容は?