踊り狂う観客
狂うほどに
危ない眼 抱くNightmare 泣く雷鳴 空割いて
あげる回転 蹴る8bars 覚めない夢見たまんま
この街は忘れられないよ 赤の衝撃を憶えたが最後
出典: THE RED MAGIC BEYOND/作詞:AK-69 作曲:RIMAZI、AK-69
この歌詞を見てどんな情景が浮かぶでしょうか。
場所はきっとクラブハウス。
AK-69の登場でそのまま人が流れ込みました。
AK-69に付いていったら気が付いたらクラブハウスにいたのでしょう。
そして音楽が始まります。
体が勝手に動き出してしまうのです。
体中に染みわたる音楽は鳥肌が立つほどに気分を上げてくれるでしょう。
嫌なことも、今自分が何をするところだったのかも全て忘れてしまいます。
歌詞3行目にあるように、もうすっかりAK-69の世界に入ってしまいました。
狂ったかのように踊り続けることでしょう。
計画だったのか
奴らロスに耐え切れず解放 TV・誌面飾る赤の再訪
Second quarter 第2章Run&Gun 待てないぞ
たちまち付く価値 買えねぇなThe Red Magic
長蛇の列 映えた光景 これはNot a test 胸元へ
出典: THE RED MAGIC BEYOND/作詞:AK-69 作曲:RIMAZI、AK-69
歌詞からはこのファンや世間の喜びをAK-69は予想していたかのように想えます。
これは計画だったのでしょうか。
計画だったのであればもちろんかっこいいです。
しかし、計画でなくてもそれを実現させたのですからまたかっこいいでしょう。
何をしていても生き方そのものがかっこいいです。
曲を出さない期間が空いていてもAK-69は注目を浴び続けます。
それはAK-69もファンもわかっていることです。
それを歌詞にしてしまうところが男らしく、また惹きつけます。
その光景がビジョンとしてAK-69には見えていたのです。
見えていたからこそ自信があります。
その自信があるところが憧れを抱かれるのでしょう。
まだ足りない
雰囲気を噛み締める
歌詞はまた冒頭に戻ります。
最初はAK-69の登場シーンに思えたこの歌詞。
2度目の今回はどうでしょうか。
狂ったように踊っている中、この歌詞がAK-69によって歌われます。
AK-69の自信がさらに大きくなったように感じないでしょうか。
もう一度この部分の歌詞を歌うことによって、最初の場面が連想されます。
最初はただただ驚いて嬉しかったでしょう。
ファンではない人も中にはいたのではないでしょうか。
しかし、場の雰囲気に飲み込まれていきます。
正しくは、AK-69のペースに多くの人が巻き込まれていくのです。
もっともっと
The Red Magic まだ欲しがってる
再びの幕を開ける章 赤に染めろ 街を走るこの報道
出典: THE RED MAGIC BEYOND/作詞:AK-69 作曲:RIMAZI、AK-69
同じ歌詞でも2度目になると意味も違って聞こえてきます。
1度目は「待たせたな」というセリフが浮かんできました。
2度目はどうでしょうか。
「もっともっと」という声が聞こえてきます。
登場から盛り上がりはすごいものでした。
それでもまだ物足りないのです。
もっと盛り上がれるはず。
「まわりをもっと巻き込め」という言葉でどんどん雰囲気も盛り上がります。
飲み込まれていく
時間を忘れて
針指す零時 乗り込むRange 積み込むブツ 夢とGame change
Coast to coast瞬く間に 超異常 純度100%に
試してみな その違いは時経て今尚現役だ
出典: THE RED MAGIC BEYOND/作詞:AK-69 作曲:RIMAZI、AK-69
どのくらい時間が経ったのでしょうか。
歌詞1行目が時刻を表しています。
きっとその場にいる人々は時間を忘れていることでしょう。
どんどんAK-69のペースに飲み込まれていきます。
いえ、もうすでに飲み込まれているのです。
1行目の歌詞でわかる時刻からは、そろそろ終わりを示すものとも感じられます。
しかし、時刻はそうでも終わりは見えません。
まだまだ足りないのです。