天才DJアヴィーチーの世界へようこそ!

アヴィーチー【The Nights】歌詞を和訳&解説!父親から教わったことって?親子の絆に思わず涙…の画像

スウェーデンの天才DJとして世界中にピュアな音楽を届けるavicii(アヴィーチー)。

EDMで見せるその純粋な音楽には、多くの人々が引き付けられています。

ところが2018年には、自殺により惜しくもこの世を去ってしまいました。

彼が亡くなった今、生前にリリースされた曲を聴いてみると、様々な想いがこみ上げてきます。

中でも「The Nights」は、彼の父親とのキズナが最もよく表されている曲。

感動モノです!

聴いていると、今はなき父と子の様子が生き生きと蘇り、鳥肌が立ちます。

サッカーでよく使われてる「The Nights」

アヴィーチー【The Nights】歌詞を和訳&解説!父親から教わったことって?親子の絆に思わず涙…の画像

高らかな高音に、迫力のあるリズム。

皆さんも、なんとなくサッカーの試合でこの曲を聴いたような気がしませんか?

それもそのはず「The Nights」は、サッカーゲーム「FIFA 15」で使われている曲

アンセムのような曲調に、テンションが最高潮に上がっていきます。

おそらくテレビのサッカー中継でも流れたことがあるのではないでしょうか。

PVにはサッカーは出てきませんが、気分が上がる作品になっていることに変わりはありません。

テンションが一気に上がるPVをご紹介!

出演しているのは、aviciiではなくてRory Kramerさんというカメラマン。

ジャスティン・ビーバーの「I'll Show You」のMVを撮影した方だそう。

思いきり青春を楽しむ様子が描かれていますね。

でもやはり気になってくるのは歌詞の内容

PVや曲調から考えると楽しい曲のようですが、歌詞の内容は意外にもしんみりしたものなのです。

歌詞は意外にもしんみり!和訳して解説

タイトル「The Nights」の意味って?

歌詞和訳する前に、タイトルの意味について少し考えてみましょう。

タイトルは「The Nights」で、「夜」という意味。

複数形になっているので、一夜限りのものではなくたくさんの夜という意味でしょう。

aviciiが曲にした、忘れられない夜とは一体どのようなものだったのでしょうか?

和訳しながら歌詞の意味に迫っていきます。

亡くなった今身に染みる父の教え

アヴィーチー【The Nights】歌詞を和訳&解説!父親から教わったことって?親子の絆に思わず涙…の画像

「The Nights」は、アヴィーチーが亡くなる前にリリースされた曲。

もちろん曲が書かれたのは彼が生きていた頃のことです。

2013年には飲みすぎてパーティー三昧だったという彼。

健康問題も抱えていて、この曲がリリースされたのは手術をした後でした。

そんな彼がしみじみと人生を振り返って想うことが、歌詞の中に散りばめられているようです。

勇気を出して立ち向かうことで何かが変わる

Hey, once upon a younger year
When all our shadows disappeared
The animals inside came out to play
Hey, went face to face with all our fears
Learned our lessons through the tears
Made memories we knew would never fade

出典: The Nights/作詞:Ash Pournouri・John William Feldmann・Jordan Matthew Suecof・Nicholas Michael Furlong・Tim Bergling・Gabe Benjamin 作曲:Ash Pournouri・John William Feldmann・Jordan Matthew Suecof・Nicholas Michael Furlong・Tim Bergling・Gabe Benjamin

『ねえ、昔小さかった頃

僕たちの影が全部消えてしまったとき

僕の中にいるアニマルたちが出てきて騒いだんだ

ねえ、自分の恐怖に真っ向から立ち向かったんだ

涙の中から自分たちの教訓を学んだんだ

決して色あせることないと知ってる思い出を作って』

「影が消える」とは、「影さえも見えなくなる夜」のことを表しているのでしょう。

暗がりの中現れたもの。それは自分の中にいるアニマルでした。

いじめられたときやバカにされたとき、相手に立ち向かうのは勇気がいるものです。

でもこの曲の主人公は、勇気を出して立ち向かいました。

「怖いけどやってみよう。」

自制心のないアニマルには怖れの感情などありません。

主人公がどんな恐怖に立ち向かったのかは分かりません。

しかし主人公はまだ小さな少年。

怖くてたまらなくて泣いてしまったのかもしれません。

しかし自分の恐怖に打ち勝とうと立ち向かった経験は、素敵な思い出に変わりました。

怖かったけど、勇気をもって立ち向かうことで決して忘れることのできない思い出が生まれたのです。

父が教えてくれたこと