次に映し出されるのは、時計塔の上で仲良くアイスを食べている3人の姿。
その内の一人はヴェントゥスとそっくりな少年ですが、彼はソラから生まれたロクサスという別人です。
ソラが約1年間眠りについていた間の「キングダムハーツ 358/2Days」のシーンですね。
楽しそうな様子だったのに、ゼアノートの駒を進める一手で彼らの運命も変わってしまいます。
ロクサスがアイスクリームを落としてしまうことと状況が一変することが重ねられていますね。
砕かれた友情
どこかへ去ろうとする仲間を引き留めようとするロクサス。
その手を掴もうとするも仲間の姿が光の粒子となって消滅してしまいます。
同時にロクサスの手の中には貝殻が。
その時脳内にあの時一緒にアイスを食べていた黒髪の女の子・シオンの顔が浮かびます。
彼は彼女が消滅したことを嘆くのでした。
その背後を歩いていくゼアノートらしき人物が画面を横切る。
するとロクサスと一緒にアイスを食べていたアクセルの同士討ちの場面に切り替わりました。
これはその青年が糸を引いていたという事実を示しているのでしょう。
チェスの駒に見立てた刺客たち
数々の黒いチェスに導かれるように、舞台は最後の「キングダムハーツ2」へ。
ソラがゼアノートと計画を進める「XIII機関」のメンバーと激しい戦闘を繰り広げます。
そして新たに置かれたチェスの駒が。
「これはどうかな?」と不敵に微笑むゼアノートの姿が、青年から老人へと変貌を遂げました。
XIII機関と共にソラとカイリの前に立ちはだかるゼアノート。
メンバーに命じると、とどめを刺すような攻撃を二人に放ちますが、リクや仲間たちが助けてくれます。
ソラとカイリもキーブレードを手に取り、ゼアノートとの直接対決が始まろうとしていたのでした。
「Face My Fears」のMVが指すものとは?
「キングダムハーツ」シリーズのおさらい?
MVを見る限り、これまで語られた「キングダムハーツ」シリーズが時間の順に展開されています。
このシリーズは壮大な物語故に「話が分からない」というプレイヤーも多いでしょう。
とても長い時間をかけて進んでいるので「忘れてしまった」という人もいるかもしれませんね。
そういった方々のためにもこれまでの物語の流れをもう一度おさらいしている面はありそうです。
運命が翻弄される様子?
このMVは時々挟まれるゼアノートがチェスをしている姿がとても印象的ですね。
「キングダムハーツ3」が始まる前の、これまで起こっていたことは全て黒幕の思惑通りでした。
彼の操られるまま事が進んでいたことがチェスというゲームで示されているのではないでしょうか。
ソラVSゼアノートが直接対決するという予告?
「キングダムハーツ2」のソラたちがゼアノートらと対峙してMVは終わります。
これからも戦いは続く…のような終わり方ですね。
実際は確かにそうですが、本当にそれだけなのでしょうか。
「キングダムハーツ3」で、これまで語られていた「ダークシーカー編」は完結するようです。
ゼアノートとの直接的な決着はまだ序章に過ぎないようですが、それも間もなくでしょう。
もしかしたら、「キングダムハーツ3」で繰り広げられる対決を暗に示唆したものとも言えるかもしれませんね。
「キングダムハーツ」の展開に期待がかかるMV!
「Face My Fears」のMVについて解釈説明をしてみました。
各物語に触れた映像となっていて、「3」に向けて期待がかかるものになっていますね!
切なく静かに流れる前奏と、そこから激しさを増していく曲調の「Face My Fears」。
それは「キングダムハーツ3」の物語をそのまま表しているようにも思えます。
シリーズの世界を新たに盛り上げてくれること間違い無しでしょう。
この機会に今までの「キングダムハーツ」のテーマソングを振り返るのも良いのではないでしょうか。
「光」や「passion」も宇多田さんの思いが込められた名曲ですよ。