巨大な赤い十字架モチーフにすがりつくように踊る女性。
くりかえし十字架の柱に抱きつきます。
まるで十字架を弦楽器に見立てて演奏しているかのよう…。
舌を突き出しながら体をくねらせる姿。
まるで蛇女のようです。
シスターらしき女性
格好はシスターなのに、妙に毒々しい女性。
書庫らしき部屋に生息しています。
顔は入れ墨だらけ、ネイルは赤、髪は金髪、蛇の指輪。
舌ピアスはよく見ると目玉モチーフのようです。
指で誘惑したり、上目づかいをしたり…。
入れ墨の形はよく見るとこの教会の壁に描かれたお花模様に見えます。
体の柔らかすぎる女性
人間離れした身体の柔らかさをもつ女性。
バタフライスリーブの黒ドレスと網タイツ姿で踊ります。
体中の関節がすべて外れているような動き…。
ヒトではない何かを表現しているようです。
双子~三つ子の女の子たち
左右対称の廊下に表れる双子の少女。
この子たちも黒いドレスです。
ときにこの双子は三つ子になったり一人になったりします。
あまりにも表情がないのでちょっぴり不気味ですね…。
手にした骨はなんの動物?
少女たちの手にはツノの生えた動物の頭の骨。
シカのツノに見えますがおそらくヤギの骨のイメージでしょう。
ヤギは魔術の世界では悪魔の位置づけとなっています。
(ヤギだとあまりに直接的なので、鹿の骨で表現したのかもしれません)
また一対のツノはまるでバンパイアの牙のようにも見えます。
青年に恋をする不気味な女性たち
黒服の異形の女たちは書斎の椅子で眠る青年にとりつくように踊ります。
青年はまったく目覚める様子がありません。
早く逃げないと魔女たちにとり殺されてしまう…。
女性たちは苦悶とも歓喜ともとれる表情を見せて踊っています。
何が目的なのでしょうか。