「伸び代」が武器の3ピースバンドSkip the Chips

ジャンルはComical Pop!

2MC+1DJのユニットSkip the Chips(スキップザチップス)。

九州出身の3人が福岡で出会い、2017年6月に結成したという背景があります。

彼らは奏でる音楽は本人達によるとレゲエ、ハウス、ロック…いろんなジャンルをミックスしたComical Pop(コミカル・ポップ)なんだとか。

「爽やか」という言葉が良く似合う曲調ですが、今回ご紹介する『Picnic(ピクニック)』という曲もまた、自然の中へ出かけたくなるような爽やかな曲。

まったりとしたメロディーですが、歌詞の内容はどんなことを歌っているのでしょうか?

まずはMVからチェックしていきましょう。

MVをチェック!

部屋に寝転がっているように見える3人だが…

部屋に寝転がっている3人はどうやら夢を見ている様子。

タイトル通り、ピクニックにでかけているような夢を見ています。

冒頭から踊ったり、一緒に同じ動きをしたりして彼らの陽気さが伝わりますね。

街中の景色が次々映り、中には荒野のようにサボテンが生えているところも。

電車の線路沿いにいたり、公園で足をブラブラさせたり、陸橋の上で佇んだり…

いずれも夜のようですが、どこか開放感があるのは不思議です。

Fumiyaさんは一人青空の下でサボテン寄り掛かったりして気持ちが良さそう。

着ているシャツと同じ色のコンテナの前で歌うショットも。

カラフルで楽しい雰囲気が増すのではないでしょうか。

シャツが台無しに

飲み物を飲みながら歩いていたFumiyaさんは女性ぶつかられてしまい、Tシャツが台無しに…

女性に謝られた彼は快く許しますが…シャツの汚れが落ちるわけではありません。

酷い状態のFumiyaさんは気まずそうしますが、それを見てYuSuKeさんはひきつった顔。

それにFumiyaさんは思わず笑ってしまう…そんなやりとりがコミカルです。

二人は車に乗ってどこかへ向かいますが、要所要所で同じ動きをしてワンセンテンス歌うのがまたコミカル(笑)

一方、SEIKIさんはというと自宅で一人、白い粉(?)を吹いて衣類を放り投げていました…一体何をしているのでしょうか。

特にそれについて説明もないまま、彼がカーテンを開けるとそこにはFumiyaさんとYuSuKeさんの姿が。

何故か入り口からではなく、ベランダからというのがゆるいですね。

SEIKIさんはYuSuKeさんの麦わら帽子を被せられて、3人は車で出かけます。

そして日が暮れて…

Fumiyaさんをボンネットに載せて車で移動するメンバー

危なくないようにスピードを落としていますが、ちょっと真似したくなりますね。

本当に真似してしまうと危険なので気をつけてください。

背景をみると畑が見えるので、3人は都会から離れているようです。

ちょっと日が暮れかけている中、メンバーは荷物スペースに座って謎のダンス

自撮りなんかも楽しんで、満喫している姿が見られます。

すっかり日が落ちて暗くなり、3人は元の都会へと戻ってきました。

冒頭のシーンと被る内容ですね。

3人はなんとなく昼間の楽しかった思い出に浸っているようにも見える表情です。

青空の下で歌うメンバーは昼間の姿でしょうか?爽やかそのものですね。

ちょっとしたダンス?も披露しています!

最後に再び室内で寝転がるメンバー。

十分に休んだのか3人は立ち上がってどこかへと去っていき、後にはクッションのみ。

その真ん中にSkip the Chipsの文字が…

休日の他愛のない出来事といった内容のMVでしたが、歌詞はどんなことを歌っているのでしょうか?

次からは歌詞について解説していきたいと思います。

歌詞を解説!

空回りのストーリー

Good morning 空回りのストーリー
理想に 踊らされぬように
夢中に 夢を見ていたい

映画の中の主人公みたいに
なりきり思うまま自由に
戻らない話しなんて忘れて
鼻歌 ルルリラリララ

出典: Picnic/作詞:YuSuKe 作曲:Skip the Chips・Tasuku Maeda・Satoru Kurihara(Jazzin' park)

朝起きて主人公は過去の失敗を思い出してしまっています。

早く目標に到達しようとするあまり上手くいかないことも時にはありますよね。

そんな時は焦って背伸びするよりも、着実に夢を追うようにしようとここでは呼びかけています。

落ち込んだ時や気分が乗らない時、人それぞれの回復方法がありますが…

この歌詞の主人公は失敗した時は、物語の登場人物のように自分を思い描き、過去は忘れようとします。

鼻歌で気を紛らわしてポジティブな気持ちになろうという姿勢なのです。

子供みたいな大人でいたい