レトロな色調と質感で描かれたシンプルな演奏シーンはやはり彼らの魅力を最大限に引き出しています。
楽曲の世界観と共に、夕暮れや一日の終わりを思い起こさせるようなオレンジも印象的です。
その色の切なさにより、楽曲の持つ切なさが倍増しており、胸がより締め付けられる映像に仕上がっています。
しかし、映像を観ていると2番あたりから異変に気付くはずです。
その異変とは、なんとメンバーが毛むくじゃらになっているのです!
例えるなら、映画「スターウォーズ」に出てくるチューバッカのような、または映画「猿の惑星」にも出てきそうな容姿です。
一体、これは何を表現しているのでしょうか。
一貫して伝えられていく「変わらない」という歌詞の裏側にそれが潜んでいるように思えてなりません。
この世界には時間という概念が存在しており、当たり前のようにその時間は誰にでも平等に過ぎていくものです。
止めることができなければ、巻き戻すことも進めることもできません。
このように誰にでも平等に過ぎていく時間の中で、人間は歳を取り姿かたちを変えていきます。
しかし、変わらないものもあります。
それは心ではないでしょうか。
もちろん歳を取ることで色んな経験をすることで考え方や思考は変わっていくかもしれませんが、根本にある大切な気持ちは変わらないはずです。
また、人は時に間違いを犯したり、傷つけたりすることもあるでしょう。
しかし、それも変わらない人間の一部分であり、それも全部受け止めていきたい、そんな強い想いも感じます。
それをこのMVでは、変わった容姿を身に纏いながら、変わらない歌を歌うことで表現しているのではないでしょうか。
夏の終わりに伝えたいこととは?
アンサーソングとして制作
いかがでしたか?
実はこの楽曲は、彼らの楽曲である「9月になること」のアンサーソングとして制作されたそうです。
終わっていく夏の切なさを描いたエモーショナルなこの楽曲には、「溶けた銃口」という歌詞も登場してきます。
この楽曲の世界観をさらに拡げ、より深く伝えていく楽曲が「溶けた銃口」なのかもしれません。
夏の終わりに感じる切なさやそれに重ねたあなたへの想いを2曲を通じて伝えていく興味深い楽曲に仕上がっています。
さらには、この「9月になること」にはゲストボーカルとしてリーガルリリーのたかはしほのかが参加しています。
ガールズバンドとして世にその名が広まりつつあるリーガルリリー。
まっすぐで素直な彼女の声がよりその切なさを引き立てています。
彼女たちに関しても記事を書いているのでぜひ合わせてチェックしてみてください。
【僕のリリー/リーガルリリー】ワンカット撮影のMVが印象的な「the Telephone」収録曲! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ガールズバンドとしてどんどんその名前が広まっているリーガルリリー。彼女たちの最新作である「the Telephone」に収録された「僕のリリー」のMVがワンカットで撮影され、その印象的な内容が話題になっています。今回は、そんな「僕のリリー」に迫ります!
ツアーも開催!
ファイナルはLIQUIDROOM!
また、彼らは今回のアルバムリリースをきっかけにツアーを開催することが決定しています。
そのツアータイトルは「結んで開いて」。
まさにアルバムタイトルである「手」を象徴するようなタイトルになっています。
ツアーの日程は以下の通りです。
09/30 千葉LOOK
10/03 北浦和KYARA
10/04 横浜BAYSIS
10/10 岡山IMAGE
10/11 小倉WOW!
10/13 熊本Django
10/14 長崎Studio Do!
10/16 京都磔磔
10/20 福島out line
10/21 盛岡Club Change
10/25 松本ALECX
10/27 新潟CLUB RIVERST
10/28 金沢van van V4
出典: http://te-to.net/news/20180722
また、11月からはワンマン公演が続きます。
11/08 群馬SUNBURST
11/10 梅田CLUB QUATTRO
11/11 名古屋CLUB QUATTRO
11/15 仙台enn 2nd
11/17 札幌BESSIE HALL
11/29 高松TOONICE
12/01 福岡CB
12/02 広島4.14
12/07 恵比寿LIQUIDROOM
出典: http://te-to.net/news/20180722
全22公演というハードなスケジュールの中で、さらに彼らがどんな成長を遂げていくか見ものです。
さらに最終公演は東京LIQUIDROOMでのワンマン公演となっており、大きなステージで彼らを観ることができる良い機会になっています。