平井堅のノンフィクション、歌詞が意味深すぎる。。。

2018年04月16日更新

【C調言葉に御用心/サザンオールスターズ】タイトルに込められた意味とは?!歌詞の意味も徹底解釈!

桑田さんがアーティストとしての自信を取り戻したきっかけとも言える曲「C調言葉に御用心」にはどんな意味が込められているのでしょうか?徹底解釈しました。

「C調言葉に御用心」ってどんな曲?

1978年「勝手にシンドバッド」でデビューしたサザンオールスターズ(以下サザン)は大人気を博し、すぐにテレビ出演等で多忙な日々を送るようになりました。


そのため1979年の2ndアルバム『10ナンバーズ・からっと』は不満の残る仕上がりに。


歌詞カードさえ完成せず、一部を記号で表記することになったという話からも、当時のサザンの多忙さが窺えます。


アルバム制作の苦い経緯を経て、同年、5thシングル「C調言葉に御用心」をリリース。


メンバー自身納得のいく仕上がりにできたというこの曲はヒットし、桑田さん自身、この曲で自信を取り戻したと言います。


そんな本曲には一体どんな意味が込められているのでしょうか?

「C調」って何?タイトルの意味とは

「C調言葉に御用心」の「C調」と言えば、長調や短調という調を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。


しかし、本曲の調はE調ホ長調作曲されており、C調=ハ長調のことではないのです。


それじゃあ「C調」って一体何のこと?早速調べてみました!

C調の意味は「調子いい」

C調の語源は「調子いい」という言葉です。


「調子いい」が「ちょうしー」と変化。その言葉の前後をひっくり返して「しーちょう」「C調」となりました。


ここでの「調子いい」という言葉には「軽薄、軽い」という意味も込められています。


音楽の調・C調(ハ長調)自体が明るく調子のいい曲調であることから、その調子のいい曲調をC調にかけているという側面もあります。


このことから1960年代以降、ミュージシャンの楽屋用語として使われてきました。


ギロッポン(六本木)とかシースー(寿司)など業界用語の仲間とも言えますね。

タイトルの意味は「調子いい言葉に気をつけて」

このことから「C調言葉に御用心」は「調子いい言葉に気をつけて」という意味だと分かりますね。


サザンシングルタイトルになったことで「C調」という言葉は世間に広く浸透しました。


今でも芸能人の高田純次さんが使ったりすることもあるようですが、90年代には死語となってしまいました。

「C調言葉に御用心」歌詞の意味に迫る

今カノと元カノのハザマで

いつもいつもアンタに迷惑かける俺がばかです
波に消えた人の名を呼ぶなんて
今宵二人で翔んだつもりで抱いて震えるだけじゃ
分かりあうはずもなく別れてく

出典: C調言葉に御用心/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

ここで登場するのは<アンタ><俺>、それに<波に消えた人>の3人です。


歌詞の流れから考えると<アンタ>はおそらく現在の彼女


<波に消えた人>というのは昔の彼女でしょう。


深読みすれば<俺>は<アンタ>との行為の真っ最中に昔の女の名前を呼んでしまった。


それで平謝り……といったところでしょうか。


しかし<アンタ>を抱いているだけじゃ分かり合えるはずもないという<俺>の思いからは、何となく元カノへの恋慕が垣間見えるような気がします。

たまにゃ Makin' love
そうでなきゃ Hand job
夢で I'm so sad
ぐっと狂おしく All night

今夜あたりは裸でいるのよ
最高シュールな夢が見れそうね

出典: C調言葉に御用心/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

歌詞の前半を要約してみましょう。


たまにはヤりたいし、そうじゃなきゃ一人でするし、そうなると夢でも寂しいし、毎晩狂おしく思ってるんだぜ。


でも、これって誰に向かって言っているのでしょうね。


表向きは今の彼女へ弁明しつつ、前の彼女を慕って言っているのだとしたら……なかなかC調な男です。


<アンタ>と<裸>で寝る今夜は<シュール>つまり、現実離れした<夢が見れそう>と<俺>は言います。


これ、<アンタ>を抱くことで<波に消えた人>との行為を夢に見れそう、と言っているように聴こえません?

C調男の<純情>って?

胸をつかみうなじを味わいやせた腰をからめて
とぎれとぎれの声聞くだけでいい
恋をすればするだけ女の泣いた顔に醒めてく
髪の長さや色気じゃ酔えない

出典: C調言葉に御用心/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

筆者は女性なので男性の心理がよくわかるというわけではありません。


しかし昔から、本曲のこの部分は「男心ってこんな感じなのかも~」と思いながら聴きこんでいました。


女の泣き顔。長い髪。そこから醸し出される色気。


昔はこんな目に見えるシンボルをきっかけに恋してきたのかもしれないけど、経験を重ねるうちにグッとこなくなってきている<俺>。


……にしても泣き顔に醒めるわ<とぎれとぎれの声聞くだけでいい>わ、ってなかなか自分勝手ですけどね、女からしたら。


ただ、そこに<波に消えた人>の影があるとしたら気持ちは分からなくもない。むしろ切ないです。

たまにゃ Makin' love
そうでなきゃ Hand job
夢で I'm so sad
ぐっと狂おしく All night

みだれ女の吐息に悩める
純情ハートの俺であるがゆえ

出典: C調言葉に御用心/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

歌詞の<俺>は、女から見たら不真面目で軽薄な「C調男」ですよ。


だけど、なぜかカッコイイ。肉体的な欲求をこんなにカッコよく表現できるものなのか、と感服します。


そこカッコよさって、この男が言っていることが嘘や欺瞞にまみれていないから、なのかも。


所々<純情>な一面が見えると言い換えることもできます。


<みだれ女>は今抱いている彼女のことですよね。


今の彼女の<吐息>に<俺>の心は悩んでいる。


前の彼女の身代わりに今の彼女と付き合っている、というほど簡単な関係ではないようです。

あ ちょいとC調言葉にだまされ
泣いた女の涙も知れずに
いっそこのままふらちな心で
いるなら胸が痛むね

出典: C調言葉に御用心/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

若気の至りもあったのでしょうが、これまで<俺>はC調な言葉を使って女性を引っ掻けてきました。


まさに<ふらち>(不埒)と言える行為ですね。


しかし、忘れられない彼女と今の彼女へ間で、これまでに泣かせてきた女性の存在に気付いたのでしょう。


このままで居ていいものか……と悩める男の姿が目に浮かびます。

C調男の憂い

俺にだまって恋をしていたあなたもやはりダメね
甘い言葉で背中をいじられて
女ですものアンタこの頃移り気なるがままに
深いわけなどあろうとなかろうと

出典: C調言葉に御用心/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

ここでの<あなた>とは<波に消えた人>、つまり前の彼女のことではないでしょうか。


<俺>と付き合っている間に彼女が別の人へ恋をして、<俺>の元から去ってしまったことを思い出しています。


<アンタ>は今の彼女ですね。


<この頃移り気>だという今の彼女も、前の彼女のように<俺>の元を離れてしまうのでしょうか……。

たまにゃ Makin' love
そうでなきゃ Hand job
夢で I'm so sad
ぐっと狂おしく All night

照らう元気もありゃしもないのに
そうとうクールでいれるのが妙ね

出典: C調言葉に御用心/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

めちゃくちゃヘコんでるというわけではないけど、ちょっと現状を憂えている、っていうのもこの曲の味。


<照らう>というのは「照れる・恥ずかしがる」という意味でしょうか。


<元気>もないほど気持ちが落ちているのに、いつものように女性へ慰めを求めず、妙に<クール>でいられる自分を不思議がっているように見えます。

あ ちょいとC調言葉にだまされ
泣いた女の涙も知れずに
いっそこのままふらちな心で
2人が乗れる波のよう

出典: C調言葉に御用心/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

一人、物思いにふける中で<いっそこのままふらちな心>のままでいてもいいんじゃないか、なんて考えも浮かんできます。


それは女泣かせなことかもしれない。


だけど、その日のコンディションが重要なサーフィンみたいに、流れに乗った関係もいいのかもしれないな。


なんてね。

砂の浜辺でなにするわけじゃないの
恋などするもどかしや
乱れそうな胸を大事に風に任せてるだけ

あ ちょいとC調言葉にだまされ
泣いた女の涙も知れずに
いっそこのままふらちな心で
夢から醒めずわからず

出典: C調言葉に御用心/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

普段なら女性といちゃついている浜辺で、恋に憂えるC調男


今日ばかりはシリアスモードです。


でも最終的には、いっそのこと<ふらちな心>でいるか、という所に落ち着きそう。


こいつは明日からも<ふらちな心>でC調言葉を駆使して、女性をひっかけていくように思えます。


と考えると、この曲全体が「C調言葉」だったりして。


音楽だけならかどわかされてもいいけど、皆さんはC調言葉を使う輩に泣かされないよう、御用心してくださいね。

最後に……

サザンオールスターズ「C調言葉に御用心」はいかがでしたか?


ついつい耳を傾けてしまう曲調は、約40年の時を経て未だに「聴きたい」と思わせるものがあります。


アルバム『タイニイ・バブルス』ベストアルバム『海のYeah!!』にも収録されているので、未聴の人は是非一度聞いてみて下さいね!

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この記事のキュレーター

ウクレレを弾きながら鼻歌を歌うのが好きな30代の主婦ライターです。大好物は邦ロック。大好きなアーティストはBUMP OF CHICKENです。どんな音楽にも力が宿っていると信じています。

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