Superfly「愛をからだに吹き込んで」ドラマでおなじみ『ドクターX』主題歌の歌詞を解説！

先ほどの歌詞の続きがこちらです。

先ほどの表現が患者さんを表しているとしたら「あなたらしさがしぼんでゆく」患者さんはちょっと命が危険な状態かもしれません。

こちらの歌詞は、患者さんを安心させるような、勇気づけるようなセリフに聴こえます。

サビの歌詞がこちらです。

「口づけて／吹き込んであげる」という表現には、手術を行うことで失いかけた命を吹き込むようなニュアンスを感じます。

「Take you higher」とは直訳すると「あなたをもっと高く連れて行って」という意味。

"こんなところで立ち止まらずに生きなさい"という激励にも聴こえますね。

大学病院内の不毛な闘争を目の当たりにした大門未知子の声のようにも聴こえる歌詞です。

強い光を浴びる背後には濃い影が落ちるように、強い人ほど心には弱さがあるのかもしれません。

いつも強気の大門未知子ですが、本当は「私、失敗しないので」と言うことで自分を追い込んでいる部分もあります。

かつて「絶対に失敗できない危機感が私の武器です」とも語っている大門未知子。

ある種の人々とすれ違い衝突しつつも"絶対に助けたい人を助ける"という強い意志が伝わってくるようです。

絶対に助けたい人を助けるために、立ち止まってはいられません。

つらい過去があったとしても振り返ることなく、上だけを見てどんどん上昇しないといけません。

そうすれば、いつしかつらかった自分がとても遠くに、小さく感じられることでしょう。

「愛をからだに吹き込んで」は、大門未知子の強さを象徴したような楽曲だと感じられます。

今回は「愛をからだに吹き込んで」の歌詞をドラマと重ねて解釈をしました。

もちろん、ドラマを知らない人でも聴きごたえは抜群の楽曲です。

この曲で歌われているのは、どこか弱さを抱えているけれど力強く前進していく女性の姿。

試験や勝負事の前に聴くと、私たちも勇気をもらえそうですね。