このパートでは『信じてみたい』というフレーズや『巡り逢う』というワードに注目できそうです。

大切なものを失ってしまったけど再び見つけられるかもしれないという希望を感じられるでしょう。

しかし、じっと待っていれば勝手に見つかるようなものでは無いのかもしれません。

そうであるなら必死で探さなければならないでしょう。

一筋の希望の光を信じて一生懸命に探している様子を想像できるかもしれませんね。

一見すると矛盾がある?

先程見てきた歌詞では『二度と戻れない』と歌っていました。しかし、この部分では『いつかまた巡り逢う』と歌っています。

この2つの歌詞は一見すると矛盾しているように見えるかもしれません。

ひょっとしたら普通に考えると取り戻すのは無理なように感じるものの、絶対に無理だとはいえなそうな望みがあるのかもしれません。

そうであれば信じてみたくなるのもうなずけるでしょう。

果たして本当に見つけられるのか気になりますね♪続きを見ていきましょう。

何かを見つけたという確信が感じられる部分もあり

ふわり浮かぶ風 今は見えないけど 確かに見えたの一重の風跡

出典: 残り風/作詞:山下穂尊 作曲:山下穂尊

この歌詞からは必死で探した結果、何かを見つけたという確信が得られたことを感じ取れます。

『確かに見えた』と歌っていることからもそれを感じられるでしょう。

風が吹いた後に舞う落ち葉のように、はっきりと見えたのかもしれません。

そうなると一体何を見つけたのかが気になるかもしれませんね。続いてそちらを見ていきましょう♪

強い思いが秘められている部分

君が何か伝えたの? あたしが今伝えるの?
欲しかった答えは 今 今…

出典: 残り風/作詞:山下穂尊 作曲:山下穂尊

この歌詞は失ってしまった『君』という存在から何かのメッセージが伝えられたと読み取れるかもしれません。

こちらからもなにかを返すべきか迷っている様子も同時に垣間見られます。

しかし、どんなメッセージなのかははっきりわからないようです。つまり答えもわかりません

とはいえ、主人公も届けたいメッセージを持っているようです。実際にそれを伝えるのかどうかが注目されますね。

絶対に届けたいという願い

時間 満ちて見えた心 今行くよ 変わらないあたしで
響き合う声 言の葉 光を放つように 届け彼方へ

出典: 残り風/作詞:山下穂尊 作曲:山下穂尊

このパートは最後の『届け彼方へ』というフレーズがとても大切です。

先程の部分で主人公が持っていた思いを『君』という存在に伝えようとしています

本当に伝わるのかどうかはわかりませんが、勇気を出して挑戦しています。

 

その結果がどうなったのかは残念ながら述べられていません。

そのため、聴く人が想像して補完する必要があるでしょう。

あなたが感じた世界観を大切にしながらぜひ、想像してみてください♪

詩的で美しい歌詞が魅力的♪

こうして歌詞を見ていくと美しい抽象的な表現がいくつもちりばめられています。

さらに、メロディも美しく仕上がっているので聴いていて心地いいと感じるかもしれません。

 

また、失った『日々』とはどんなものか、『君』という存在の詳細は何かなどは詳しく歌われていないため、聴く人が感じた世界観を大切にできます

美しくテンポのいい曲ですのでぜひ何度も聴いてじっくり楽しんでみてください。

収録情報を見てみよう

【いきものがかり/残り風】歌詞の意味を考えてみる!見失う日々、そして君…求めた答えは見つかるの?の画像

最後に収録情報について見ていきましょう。

今回紹介した「残り風」はシングル『帰りたくなったよ』に収録されて販売されています。

この『帰りたくなったよ』は2008年4月に販売されたシングルで、2018年9月時点ではダウンロード販売もされていますので気になった人はぜひ、こちらを利用してみてください。